前寮長はイカれたウサギでした【ツイステ】

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しばらく一緒に食事をしていた時、グリムがふと問いかけてきた。





「ところでオマエたちの寮は今朝見たけど他の寮ってどんなのなんだゾ？」






グリムがそう問いかけてくるので、Aはそれに答える。






『学園のメインストリートにグレート・セブンの石像が立っていただろう？』


「あの７人に倣ってこの学園には７つの寮があるんだよ」






A以外の声がして、全員後ろを振り返る。


そこにはケイトとトレイがいた。







「げっ！アンタは今朝の！」

「オレ様たちを騙してバラに色を塗らせたヤツなんだゾ！」


「騙したなんて人聞き悪いなあ。

オレもやりたくてやってるわけじゃないんだよ？

寮の決まりだから仕方なくやってるだけで」


「めちゃくちゃ笑顔でしたけど……」


「まあまあデュースちゃん。寮の外なら例のルールに従わなくていいし、今のけーくんは後輩に優しい先輩だから」

「ち、ちゃん付けはやめてください、先輩！」







デュースはケイトからの「ちゃん」付けに不服そうな顔をする。






「はは、それはケイトの愛情表現だからな」


「つか、隣のアンタは誰？」






エースはトレイの方を見てそう言う。






「おっと、悪い。俺はトレイ。トレイ・クローバー。

ケイトと、そこのAと同じくハーツラビュルの３年だ」


『ちなみに、寮内で怒らせると一番厄介な男第一位だよ』


「デタラメ言うなA」






トレイはAの頭を軽く小突きながらそう言った。


それからトレイとケイトもその場で一緒になって座って話始めていた。

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