81…T ページ32
「やっぱりAちゃんの炒飯が食べたいなー。」
「炒飯！？誕生日に！？」
「フフフっ。パパが炒飯好きなの知ってるでしょ？」
「知ってるけどさぁ。誕生日に炒飯って、変なのぉ。作り甲斐ないじゃん！」
「ンフフフ、ごめんね？」
豪華なご馳走が作れなくてガッカリしてるAちゃんに、プレゼントはちゃんとしたの言ってよと言われてしまった。
「パパ欲しいモノないもん。」
「そういうの、だめ。」
「んー。なんだろなぁ。」
きっとそれらしいモノを言わないと引かない気がするし、なんて考えていると、Aちゃんが思いもしないことを口にした。
「言わないと私のこと貰って……って言っちゃうよ？」
「え、えっ……？」
戸惑う俺にAちゃんは続けた。
「パパは私と同じ好きって言ってくれたけど、やっぱり違うと思う。」
「なんで？キスしたい好きだよって話したでしょ？」
「うん。でも、やっぱり違った。」
「え……？」
違ったって何？
キスとかやっぱり気持ち悪くなった？
「うわっ！！」
言われた言葉を理解しようと混乱する頭で考えているとAちゃんが抱きついてきて、更に頭が混乱してパニックになった。
「パパは私のこと異性として見てるって言ったのに、どうして何もしてこないの？」
「え……？」
「こんな子どもの身体には興味ない？」
「はいっ！？」
「何もかも、パパのモノになりたい……」
その言葉を聞いて心臓が早鐘のように鼓動を刻みだした。
「Aちゃん……。言ってる意味、わかってる？」
「わかってるよ。」
「……本当にパパに抱かれても、いいの？」
「うん。だってパパのこと好きなんっ……んんっ！」
最後まで聞かずに、その唇を唇で塞いだ。
「んっ、んん……ふぁ……ハァ……」
「Aちゃんはパパがどれだけ我慢してたか、知らないでしょ？」
「え、我慢？」
「そうだよ？昨日なんて寝てるAちゃん見てたら、やばかったんだからね？」
「ええっ！？」
今度はAちゃんがパニックになっていて、その慌てふためく姿が可愛くて堪らない。
「もう我慢するのやめたっ！覚悟しててね？Aちゃん。」
「待って、パパっ！？」
「だめっ、待たなーい。」
「あっ、」
「ンフフっ。」
・
これから先、Aちゃんとどうなっていくのかなんて俺にもわからない。
だけどキミが残してくれたタカラモノを、一生大切にするって誓うよ。
END
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にかみつば(プロフ) - ゆいさん» 初めまして。読んで下さりありがとうございます！この作者の作品を全表示を見るとでてきます。あとはR18指定なので年齢が引っかかってる場合もあるのかもしれません。 (2021年1月4日 18時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして！にかみつばさんの作品が大好きでよく読んでいます！続編を見たいのですがどこを見ても出てこないです！どうすれば見れますか？ (2021年1月4日 17時) (レス) id: f23e39d144 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして！にかみつばさんの作品が大好きでよく読んでいます！続編を見たいのですがどこを見ても出てこないです！どうすれば見れますか？ (2021年1月4日 17時) (レス) id: f23e39d144 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - かなこさん» はじめまして！コメントありがとうございます☆癒しだったなんて、嬉しすぎます！いつも読んでくださってありがとうございました！ (2020年11月14日 23時) (レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
かなこ(プロフ) - はじめまして。毎日この作品を見るのがわたしの癒しになってました！パパな裕太くん最高でした！幼い頃の話、楽しみにしてます。 (2020年11月14日 23時) (レス) id: ea3b09b98d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2020年10月16日 22時
