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五話 ページ12

案の定仕事が溜まっていた


半分くらい終わった辺りで時計を見ると、お昼頃になっていた


…休憩するか


執務室の扉を開けようとドアノブに手を掛けた瞬間、視界が真っ暗になった


__
_


気がつくと真っ白な部屋に居た


「…は?」


いやいやいや一寸待って


何でこうなるの?
可笑しくない?


しかもこの白い部屋ってさ、他の小説によくあるやつだよね


何か二人か三人ぐらいで閉じ込められてお題をクリアするやつだよね


うわぁぁぁ面倒だよぉぉぉ


…あ、そういえば私手榴弾持ってたなぁ
よし、爆破してみよう


手榴弾を出してピンを抜…?「うわぁぁぁ!」


上から叫び声が聞こえた


「え、何?」


上から誰かが落ちてきていた


私の丁度真上辺りだったから、無言でその場を離れた


受け止める選択肢?
そんなもの無いよ?


その人は大きな音を立てて落ちた


…痛そ


?「痛たた…」


落ちてきたのは、白く左右非対称(アシンメトリー)な髪の青年だった


「敦だ〜
久しぶりだね〜」


変な人じゃなくてよかった


敦「え、あ、お、お久しぶりです」


「凄い動揺してるね」


敦(いつの間にか名前呼びに…)


ザ ザザァー


テレビの砂嵐の様な音がした


音の発生源は天井の隅にあったスピーカーからの様だ


あ、あんな所にスピーカーあったんだ


知らなかったなー


『あ、あー
マイクテス マイクテス
聞こえてるー?』


「聞こえてるよー」


『おk』


何かまったりしてるなーこの音声


敦「…何で普通に会話してるんですか?」


『気にしちゃ駄目だよー 敦君?』


敦「何で僕の名前を((『だから気にしちゃ駄目だってば!』


『私、この部屋作った能力者なんだけどね
お題をクリアしたら出られるよー』


「矢っ張りよくあるやつだ!
想像通り!」


敦「あー確かによくありますよねー」


『じゃあお題云うよー
えっとねー【10秒間ハグして下さい】だってさ!
頑張ってねー』


プツッ


マイクの音が切れた


「よし、早く済ませて帰ろう」


仕事が溜まる


敦「えっ でも抵抗とか…」
(女性だしそういうのはあるんじゃ…)


「…抵抗?
別に無いけど」


敦「無いんですか!?」


「知らない人は嫌だけど、敦は知ってる人だし別に何とも」


敦「えー…でも…」
(いいのかなぁ…)


…何を躊躇ってるんだろう?


よく判らない

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(プロフ) - あ… 済みません 間違いです 忘れてました 夜までには全部直しておきます コメントありがとうございます! (2019年6月24日 7時) (レス) id: 449bdc9a82 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - すみません!芥川君の呼び方が、龍君から芥川君には戻っているのですが、これは間違いでしょうか? (2019年6月24日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年1月30日 19時

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