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少年と少年5 ページ7

とある小さな和食屋で奇妙な光景が見られた。
成人男性二人と外国人ぽい顔立ちの割と背の高い少年と小柄でボロボロの服を着た少年が座っていた。

勇貴「げ!?」

敦「フゥー、もう十年は茶漬けを見たくない。」

少年は満腹そうな顔をしているが、
(そりゃそうだろう。もはや、茶漬けがワンコ蕎麦のように積み重なっているからな。)
と、隣で呆れていた少年もいた。

(あ、あと確か、昔の兵糧攻めで敵を餓死寸前まで追い込んで、降参した敵に大量のご馳走を振る舞って、小さくなった胃袋を破裂させる戦法があったな)
とも考えていたのは秘密である。

敦「いやー、助かりました。あわや、へいし するとこでした。」

太宰「君は孤児院の出かい?」

敦「はい、追い出されましたけど。」



勇貴「…随分とまた、その孤児院は君だけなのか知らないけど、 ”虐’待”をしていたようだね。」

「!」
敦は自分は話していないことが何故、隣の少年が知っているのに驚いた。

勇貴「風が吹いているときに君の服がめくれてね。そのときに、明らかに君が幼い頃にヤンチャして出来たものではない傷があった。」

太宰「…」


勇貴「話してご覧よ、敦。目の前の二人はありもしない首吊り健康法で漫才をしているが、これでも、れっきとした社会人だ。


しかも、彼の有名な”武装探偵社”の調査員だ。
それに君を追い出した”原因”を彼らは現在進行形で調査しているんだ。」

敦(武装探偵社、聞いたことがある。軍警等の手に負えない依頼を引き受ける昼と夜の間を取り仕切る”薄暮の異能集団。この二人が…)

国木田「おい、待て。何故、貴様が俺たちの職業について知っている? そして、太宰との関係はなんだ? 兄弟か?」


勇貴「何故、俺が貴方達の職業を知っていたのかというと、そこにいる太宰治は俺の兄(・・・)が太宰治の転職に武装探偵社を推したからです。まぁ、生憎と兄達とは音信不通ですが。」


その少年の赤い瞳が血のように怪しく光り、不気味なぐらいの微笑みをしていた。

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黒猫(プロフ) - 福沢諭吉の異能力は〈人上人不造〉です。 (2021年1月24日 11時) (レス) id: 8e4d138be6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MAOU | 作成日時:2019年4月13日 0時

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