＊ ページ11
K
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律「はぃ、タオル…」
「お、サンキュ。なぁお前の兄貴嘘下手過ぎなんだが…」
律「は、」
廉「…嘘、ちゃぅ…し、」
神「本当に良いんだな？」
廉「…んっ…いい、」
「もう耐えきれん思ったら絶っっ対言うと誓え。」
律「…何が？」
廉「…はぁっ…りょ、かぃ。」
律「だから何が？何で普通に会話してんの…」
神「何かまだ耐えれるんだと。あ、ちょ貸してそれ。」
律「…ん、」
「え、可愛くな。」
律「無かってんもん、可愛いの。」
神「探したんかよ笑」
律「そもそもタオルとかどんなんあるかよぉ知らんし。」
「自分家…笑」
律「興味ない…」
よくあるスポーツメーカーのタオル
ジンが首元に当てると、冷たさが心地良かったのか
少しだけ楽になったようだった
神「…ぁ、寝てるわ。」
「ふ、一瞬笑」
神「まぁ、こんだけ体力使えばな…」
「このタオルお気に入りだったんじゃね？」
律「…ちゃうやろ…」
「ふふ、」
.
.
＿それから丸1日
数時間おきに、激しい痛みに襲われ
廉の体力はもうほぼゼロに近付いていた
まともに会話を交わしたのは
昼間、先生が診察に来てくれた時に
簡易点滴をしてもらった時だけで
夜中、まだ大丈夫だなんて無理矢理笑ってたのは
本当にまだ耐えれてたからなんだと、今になって思う
ただ、まだかろうじて飲み薬が飲めてるのが
せめてもの救いというか…
注射薬は、即効性はあるものの
症状自体の回復を促すものではない
言わば、その場しのぎの痛み止めだ
ただ、この様子じゃ多分
そろそろ水を飲むのも辛くなってくる
そうなる前に、体が回復してくれることを願うしかない
.
.
久々に見る、ここまで弱った姿に
そばにいると決めておきながら
それしか出来ない自分の無力さに
俺も、ジンも…律も、
だんだんと、口に出来る言葉を見失っていた
.
.
もしかしたら
俺たちに…出来ることなんか…何も、
.
.
☆
何か…
またこの流れと言うか
支える側の決意揺らぐの早すぎと言うか
とにかく、モヤっとが多くて本当に申し訳ありません。
私が1番モヤっとしてます。
が、今の私にはこう描くしか出来ず…
大迷走中です！汗笑
くどいようですが、もうしばらくこのどんより場面にお付き合い頂けると幸いです。
沢山の評価、ありがとうございます。
ほるる
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ほるる(プロフ) - ぱんこさん» メッセージありがとうございます。わざわざ言葉で伝えて下さり、本当にありがたいです。私の作品には勿体ない感想ですが、そんな風に評価していただけることほど励みになるものはありません。他の作品も、どうぞよろしくお願いします。 (2022年9月25日 9時) (
レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ - 素敵な作品をありがとうございます。ほるるさんの作品見始めたら止まらなくなり、気づけば涙流し、全て拝見し終えた今は、1本映画を見終えた気持ちです。とにかく素晴らしかったです。また他作品も拝見させて頂きます！ (2022年9月25日 7時) (レス) @page23 id: 61e0faa35c (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - ちなつさん» わぁ泣その感想に私は泣いております…。ありがとうございます！今後も頑張りますので、また読みに来てください！ (2022年2月13日 10時) (レス) id: a70e270c28 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました。気づいたら涙が出ていて最後の律くんの発表では大号泣でした。また次の新しい作品も楽しみにしています！ (2022年2月13日 9時) (レス) @page24 id: 88ab50cfbf (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - □ てすと期間 □さん» ありがとうございます。場面の様子が伝わっているのであれば、私もとても嬉しいです。まだまだですが、これからも頑張りますので、次回作もどうぞよろしくお願いします！ (2022年2月12日 12時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2022年1月23日 23時
