＊※ ページ45
※この先、重たいが含まれます。
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S
廉「…怪しまれんように、学校には普通に行かされてん…何その理由て感じやけど…俺はそれが唯一救いやった。」
初めて会った日
よろしく、と差し出した俺の手を
廉は握り返してこなかった
多分、
人に触れられることが、怖かったから…
季節に関係なく、長袖長ズボンでいることがほとんどだったのも
体についた傷を隠すため
なんとなくそうかなとは思ってたけど
今、それが確信に変わった
廉「……お前ら、アホばっかやし…毎日変なことばっかして…まぁそれは今もやけど、」
「……、」
廉「でも…、お前らとおるときだけが…普通で…、喋っても、笑っても…動いても…、何もされんで済んだ…」
廉「……帰るんが…めっちゃ、嫌やった。」
茜「……っ、」
「……。」
また明日な
何気なく交わしてた別れの挨拶
廉は毎日、どんな気持ちでしてたんだろう
廉「……理由は知らんけど、あの人には俺を殴ることも飯食うことも同じぐらい当たり前やってん…もう謝るしか出来んかったわ…何に謝っとんか分からんかったけどな…笑」
-
廉「…で、母親は…、」
……っ、
「……？」
ポタ…
ぇ、
廉「…母親は……、俺があの人にボコボコんされてんの見て……、いっつも笑ってた…」
……っ！！
廉「……それが…っ…1番、きつかった…。」
あの日以来、初めて見た
廉の涙
こいつが生きてきた中に
親からの愛情は
何ひとつなかった
抱き寄せた肩を、さらに抱きしめると
廉は、まるで小さな子どものように
声を上げて泣き出した
-
たった17年しか生きてない
俺と同じ17年
でも、その中身は
とてもじゃないけど同じ重さじゃない
廉は、この華奢な体で
たった1人でその辛さを抱えて
誰のことも信じることが出来ず
誰かに助けを求めることも出来ず
ただ、自分で自分を守りなが
必死に生きてきたんだ
-
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咲(プロフ) - ほるるさん» 読みました!!ありがとうございます♪いつも私の我儘、すみませんm(__)m そして、ありがとうございます♪ まだまだ暑い日が続くと思うので体調に気をつけて更新、頑張ってください応援しています♪ (2022年7月31日 14時) (携帯から) (
レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 咲さん» 咲さん、こんにちは。以前いただいた、りょーちんをイメージした物語を書いてみました。ご期待に添えられているか分かりませんが、読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2022年7月31日 11時) (レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 咲さん» いつもありがとうございます。どうぞ今後ともよろしくお願いします。 (2022年6月1日 19時) (レス) id: a70e270c28 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 咲さん» そうだったんですね。こちらこそすいません。でしたらその機会が来ましたら、占ツクで書かせていただきます。 (2022年6月1日 19時) (レス) id: a70e270c28 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 私はインスタなどのSNSは機械に疎いのでやってませんが…了解しました。色々と言ってしまい、すみません。 (2022年6月1日 19時) (レス) id: 3cf6d2002d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2021年10月15日 22時
