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nb side
fk｢グリオーマ…？｣
dt｢うん｣
fk｢なんだよそれ…｣
dt｢悪性腫瘍の1つで俺はこの悪性度4なんだって｣
悪性度4
つまり
｢…治療方法がないってこと…？｣
資料を見る限り手術では摘出不可能
放射線治療も効果は見られない可能性
dt｢…そうみたい｣
昨日
大丈夫だって
言ってたじゃん
dt｢…でももしかしたら放射線治療が効くかもしれないからって…
入院しなきゃいけないんだ｣
｢…昨日、電話で大丈夫だって言ってただろ…｣
dt｢…ごめんね｣
｢大丈夫じゃないなら嘘つくんじゃねぇよ！！｣
iw｢翔太！｣
dt｢…ごめん｣
涼太は謝るばかり
そんな言葉を聞きたい訳じゃない
俺は
dt｢…みんなと出会わなければよかったね…｣
｢は、？｣
そんな言葉
1番聞きたくなかった
｢…だったらとっとと俺たちの前から消えろよ｣
ab｢翔太！！そんな言い方…｣
その場に居たくなくて外に出た
fk｢翔太｣
｢んだよ｣
fk｢戻ろうよ｣
｢…なんで｣
fk｢今1番辛いのは翔太なんかじゃないよ
舘さんが1番辛いんだよ｣
そんな事分かってるよ
昨日だって泣いてたんだから
ふっかは知らねぇだろ
そんな事言えないけど
fk｢舘さん、翔太のこと待ってるよ
もっと素直になりなよ？｣
｢…ふっか｣
fk｢ん？｣
｢もし涼太死んだらどうする…？｣
fk｢……舘さんは死ぬわけないだろ
俺が死なせねぇよ｣
｢…んだよ、それ｣
涼太が死ぬわけないんだよな
俺たち残して
いつも自分より周り優先の涼太だから
そんな奴が死ぬわけない
絶対に
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作者名：もち。 | 作成日時：2021年1月8日 1時
