満点星 (ページ12)

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sk side

あっという間に涼太が入院する日になった

オフだった俺と照、康二で付き添いに来た

｢涼太の部屋、7階ね

覚えておかないと｣

kj｢一人部屋だから喋りたい放題やな！｣

やっぱり涼太はどこか暗い

まぁそりゃそうだよな

俺もグリオーマについて沢山調べた

どれもこれも治療法はないみたいな記事ばかり

悲しかった

涼太が病気になるなんて思ってもなかった

それよりも

大切な仲間を失うのが怖かった

でも俺よりももっと涼太の方が辛いだろうし悲しいだろうから俺が支えなくちゃとも思った

dt｢…検査行かないとだからここでもう大丈夫だよ｣

iw｢俺ら待ってるよ
今日1日オフだし｣

dt｢ごめんね…｣

涼太最近ずっと謝ってばかりだ

俺が聞きたいのはありがとうなのになぁ

｢行ってらっしゃい｣

車椅子に乗り検査室に向かった

sk｢涼太…元気なかったね｣

iw｢しょうがねぇよ…｣

kj｢…俺さみんなの笑顔好きやねんなぁ｣

sk｢え、？｣

kj｢…だてもだけど俺がカメラ構えるとみんな必ず凄く幸せそうに笑うねん

それが俺嬉しくて…

凄く幸せなんだなって…

だてにはずっと笑っていてほしい

辛そうなだて見ると俺も辛くてな…泣｣

iw｢泣くな、康二｣

涼太、良かったな

こんなにも素敵な仲間がいる

涼太のことで泣いてくれる仲間がこんなにもいるんだよ

だから

行かないで

俺たちがずっとそばにいるから