私 ページ3
ジアがBTSの皆さんを貶めるような事を言った時、感じたことのない憤りに我慢できなかった。
どれだけ努力して、我慢して、辛さも自分で受け止めて、それでも皆の前では笑顔で…
ジンさんが私の前で涙を流した顔とテレビの中の笑顔が脳裏によぎった。
怒りにまかせて反論した私にジアがグラスを投げつけるのをスローモーションのように見ながらくるであろう衝撃に身構えた…
でも… 私は温かくて優しい香りに包み込まれた。
「「「キャ〜！！！」」」
誰かの胸に抱かれながら、黄色い悲鳴にも似た歓声を耳にする。
ゆっくり顔を上げると、そこには私に向かって微笑むジンさん。
JIN「間に合って良かった…」
A「ジンさん？ えっ？ どうしてここに… っていうか、ちょっと！」
あわててジンさんの腕から逃れるとメンバーの皆さんお揃いで…
人だかりの中、私たちの回りだけドーナッツの穴みたいにあいていた。
ジンさんの背中はジアの投げつけた飲み物で濡れていて、ジアは私を睨み付けていた。
RM「人種差別なんて…同じ韓国民として恥ずかしい。」
TH「ドレスはいつでもプレゼントするから大丈夫だけど、ヌナが汚れるのはヤダな。」
JM「ヌナと僕たちの事、変な想像すんなや！そんな想像するなんて欲求不満？」
JH「俺らだって表に出てないだけで普通に恋愛できるから。」
YG「お前…そんなことしか考えられないって、かわいそうな奴だな…」
JK「僕たちの大切なヌナを傷つけたら許さないから。」
さすがのジアも居心地悪そうにうつむき始めた。
気がつくとたくさんのカメラがこっちを向いていて… どうしよう…
その時、ジンさんが笑顔で話し始めた。
JIN「皆さん！ Aさんは僕たちBTSのスタッフです。美味しい日本食で健康管理をしてもらっているんです。僕たちが迎えにきたことでお騒がせしました。お詫びに今日の費用は僕が持ちます！たくさん食べて、飲んで下さい！ 」
「「オ〜！！」」「「キャ〜！！」」
感嘆の声と歓声に包まれた。
そして、ジアに近づくと
JIN「あなたが汚したこの衣装、世界に1枚だけの作品なんだ。これから先、Aさんの前に姿を現さなければ許して上げるよ。Aさんの話をするのも、思い出すのも、禁止。わかった？」
聞いたこともない低い声、見たこともない冷たい瞳…
JA「わかった…」
ジアは一言呟くと逃げるように帰っていった。
JIN「もう大丈夫だからね。」
私を見る瞳は温かくて… 優しい笑顔に泣きそうになった。
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はは(プロフ) - Suzuさん» コメントありがとうございます！私の前作『オンマがヌナ』ではジン君が本当に切なく終わらせてしまったので… 今作では幸せになって欲しいと思っています。が… 気まぐれに書いていますのでどうなるか… 最後まで一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。 (5月20日 19時) (
レス) id: 8c6d19cddf (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - ヒロインちゃんとジンくん！！切なすぎて泣いてます😭✨２人とも幸せになってぇぇぇ😭😭😭← (5月20日 14時) (レス) id: 12686616a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はは | 作成日時：2023年2月2日 20時
