残酷な世界で Fifth

EPISODE ２２３　捻挫 ページ46

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「…いやー、結局全戦全敗だったね、、、
　ミルキさんとキルアは若干ミルキさんな方が
　勝利数多いかな、？」


「まだまだだなキル！！！！！」


「…チッ」


あ、なんか微笑ましい。。。

いいよね、こーゆー喧嘩するほど仲が良いみたいな感じの兄弟。



「あ、そーだA。
　ちょっと部屋寄っていけよ。この前言ってた
　ヤツ教えてやるから」



「えっ、本当ですか？是非…」((prrrrrrprrrrr…


あ、電話が鳴ってる、、、

「すみませんちょっと失礼します。
　、、、、もしもし？」


表示された名前は"クロロ"。

今日は一日オフでシアンに付き合ってくれるって言ってたはずだけど、、、

何かあったのだろうか、。




『…Aか？
　実はついちょっとやりすぎてしまって
　シアンが…怪我をしたんだが、、、、』


え、、、

「え、怪我！？
　どのくらいの！？シアン生きてる！？
　っていうか何で怪我するようなことしてんの？」


勉強するって言ってたからてっきりプリンでも食べながら部屋で喋ってるものだと、、、、


ついやりすぎてってことは念か何か使ったの？

いやいやいや、シアン何歳だと思ってるのありえないんだけど。


『…大したことではないんだが、、、
　左脚を捻挫していて、その。』


「は？捻挫？
　っていうかモゴモゴ喋らないでよ聞き取り
　にくいから！！」


『…す、すまん、、、』


「じゃー今から帰るからもうちょっとシアン
　よろしく。」


クロロ珍しく下手に出てるし悪気はなかった感じかな、、、

シュンとしてるクロロもなかなか珍しい。。。

取り敢えず早く帰ろう。






「ごめんなさい、急用が入ったので帰ります。
　またね、キルア」

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