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授業を受けてても…
平野君は髪の毛を後ろで触ってる
最初はくすぐったいと思っていたのも
慣れてきた…
ふと…廊下を歩く人達を見てると
永瀬のクラスだ…
しかも永瀬だ!
目があった……
あれ…こんな時ってニコってするべき?
いや…出来ない……
恥ずかしい
その時…永瀬がムスッとした
私は髪の毛を後ろから触られてるが為に
それ以上、目で永瀬を追えない…
あっ。行っちゃった…
平野
「Aちゃん!」
「Aちゃ〜ん!!」
A
「うん?」
平野
「お昼どうするの?」
「パン?」
A
「今日はお弁当なの」
平野
「そっかあ…」
「俺パンだから一緒に買いに行きたかった」
A
「あっ…ごめんね…」
「今度また連れてってもらってもいい?」
平野
「いいよ!いいに決まってる」ニコニコ
早くお昼にならないかな…
階段に永瀬の分のお弁当持ってかないとな
美味しいって言ってくれるかな…
私は授業中そんな事ばかり考えてた。
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作者名:プリンアラモード | 作成日時:2022年10月2日 21時