拾ってあげるよ（TH）２ (ページ40)

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部屋に戻ってもどうせ眠れない…

私はこのままリビングで朝を待つ事にした。

コーヒーでも飲もぅかな…

電気も付けず薄暗い中やったのがいけなかった。

「ガッーシャーン」

やっばい…割っちゃった。

私が割れたマグカップに手をやった時だった。

勢いよくグクが走ってきた。

グク

「何？Aどうした？」

A

「あっ…ごめん…なさい。」

「起こしちゃって」

グク

「いや…そんなのは全然いいけど…」

「ちょっ…Aそれ指…血でてる」

A

「気ずかなかった…切ったみたい」

グク

「取り敢えず…こっちおいで」

そう言うとグクは私に手を伸ばしてきた。

私がどうしていいか固まってるとグクは近くまできて
私をヒョイと抱き抱えた。

A

「ちょっ…グク！！降ろしてよ…」

グク

「はぁ？手当したらな！」

A

「これくらい…平気だよ…」

グクは私をソファに降ろすとどっかへ行った。

ちょっとヒリヒリするけど…大した事なさそう。

グク

「何してたの？」

A

「あっ…ごめん…割っちゃった」

グク

「あーぁ。あれクソ高いやつ」

A

「えっ…うそ…。ごめん…。」

グク

「ふっ…笑」「んな事どーでもいいよ」

A

「良くないよ…ごめん…」

グク

「まずは手当が先でしょ…」

グクは私の手をそっと握って手当をしてくれてる。