五条家の落し物4【呪術廻戦】

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【みるたそさんリクエスト】 泡


＊


今日の悟はしつこい。
いや、まあ…いつもしつこいっちゃ、しつこいけど。
今日はそれに輪をかけてしつこい。
さっきから30分程揉めている。


五条
「ねーえー！一緒にお風呂入ろーよー！」


ソファにダラリと横になり、甘えた声を出す悟。
さっきからずっとこの調子だ。
おもちゃ屋で駄々こねる子供か。


A
「やだって言ってんじゃん。」


五条
「なんでー？」


A
「お風呂は1人でゆっくり入りたい派。」
「それに、一緒にとか…恥ずかしいから無理。」


五条
「そんな顔赤らめて言われると唆るんだけど。」


A
「じゃあ見んな。」


キラキラとした顔で私を見つめる悟。
そこら辺にあったクッションで顔面を塞いでやった。
顔面の無駄遣いヤメロ。


五条
「お願い、A。」


A
「嫌。」


五条
「おねがぁーい！」


A
「嫌。」


五条
「…じゃあ、僕明日から仕事行かない。」


A
「うっわ、どうでもいいなーそれ。」
「どうぞご勝手に〜。」


五条
「でも、僕が仕事行かないとAに説教来るよ？」


A
「はっ？なんで？」


五条
「だって僕のお嫁さんだし？」


A
「違うし、意味わからんから。」


まさか私に説教が来るわけないよな。

…いや、待てよあったな。
悟が任務に行かない、アイツをどうにかしてくれ。と、学長直々に電話が来たのだ。
まじで迷惑だったし、何故私にそれを言う？？
私、悟のお目付け役じゃないんだけど！？

みんなさ、私を悟の保護者だと思ってない？？


A
「…保護者の役割普通逆だろ…。」


ソファでダラける悟を見てそう呟いた。


＊


28歳が16歳に世話焼かれてどうする。

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