192 - 番外編 ページ32
【二級呪霊と人助け5】 無理しないでよ
*
呪霊
「!!!!」
突如、呪霊が血を撒き散らし消えた。
それを誰かと確認するまでもない。
五条悟。
A
「…遅かったね、悟。」
呪霊の影から見えた悟の姿に心から安堵した。
五条
「これでも急いだ方さ。」
*
補助監督は無事に保護された。
一般人は無傷だが、カウンセリングを受けて帰されるらしい。
悟に支えられながら、事態が収束される様をじっと見つめた。
補助監督は涙を流しながら安堵した様子で私に何度も何度も感謝と謝罪を繰り返し、高専へと運ばれて行った。
五条
「Aも行こうか。」
「毒も喰らってるし、急いだほうがいい。」
A
「……うん。」
五条
「どうした?」
A
「疲れた…もう眠い…。」
五条
「呪力スッカラカンだからね。」
「体力も消費してるし、そりゃ疲れるだろうさ。」
頭の中がモヤがかかったようにボンヤリとする。
疲れた、眠たい。
支えてくれている悟の体温が温かくて、安心して、眠気が物凄い勢いで私を襲う。
五条
「歩ける?」
A
「むり…。」
五条
「よいしょっと。」
軽々と私を抱き上げ、歩き出す。
その揺れが心地良い。
あー、ダメだ。
瞼が閉じる………。
*
五条
「A?」
A
「……。」
五条
「寝ちゃったか。」
「…それにしても、無茶するねホントに。」
「本当は君を危険に晒したくはないんだけどね。」
「大人しく僕と結婚してくれればいいのに。」
「専業主婦にでもなってくれないかな〜。」
*
五条
「…いっそのこと君を閉じ込めておきたいよ。」
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mito(プロフ) - みるたそさん» 確かに本誌辛いですよね…。 (2021年3月9日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - mitoさん» お風呂ネタ意外と好きなんですよ〜苦笑自分は変態かっ!本誌が辛いのでmitoさんの小説で癒されています!^ ^ (2021年3月9日 17時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» お風呂いいですね!思いつきませんでした!書いてみます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - リクで、一緒にお風呂に入ると駄々をこねまくる五条さんと夢主が一緒にお風呂に入り、湯船に浸かっている時に首を甘噛みして甘えて来た五条さんに仕返ししてじゃれあったり、体を洗いっこするまで出ないという五条さんを渋々許したりする甘々が見たいです^ ^ (2021年3月4日 22時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» 全然大丈夫です!!むしろそう言って貰えて嬉しいです!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年2月25日 16時