67 - 本編 ページ7
【伏黒恵の覚醒3】 皆で
*
山道を歩きながら八十八橋へと向かう。
伏黒
「別にAまで来る必要ない。」
A
「津美紀さんが危ないしれないんでしょ。」
「私も行くよ。」
「津美紀さん、優しくて大好きだった。」
「…だから、助けたい。」
伏黒
「…そうか。」
A
「それに、恵1人で行かせたら無理するでしょ。」
「だから私も行くよ。」
ギュッと恵の頬をつねり、
A
「遠慮すんな、バカ恵。」
*
伏黒
「よし、行くぞ。」
A
「うん。」
グッと刀の柄を握る手に力が入った。
釘崎
「気づかないとかマジでテンパってんのね。」
ふと、後ろから声が聞こえ振り返る。
そこには野薔薇と悠仁がいた。
虎杖
「別に何でも話してくれとは言わねぇけどさ。」
「せめて頼れよ、友達だろ。」
「伏黒も、Aも。」
チラリと恵を見る。
毒気が抜かれたような顔をしていた。
A
「…じゃあ、皆で行こうか。」
*
川を渡った瞬間、領域内に引き込まれた。
フジツボみたいな呪霊だ。
虎杖
「出たな。」
釘崎
「祓いがいがありそうね。」
スラリと刀を抜き構える。
??
「あ?」
皆
「!!!」
臨戦態勢に入った私たちの後ろに何かが現れた。
何だこの気配は。
呪霊のようで呪霊じゃないような、不思議な気配。
??
「なんだぁ?先客かぁ?」
虎杖
「…コイツ別件だよな。」
「オマエらはそっち集中しろ。」
「コイツは俺が祓う。」
??
「なんだぁ?遊んでくれるのかぁ?」
不気味な呪霊はニヤリと嬉しそうに笑った。
*
戦いへ。
1273人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時