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ジャージの忘れもの。
*
教室が静かだな。
あれ、もしかして少し早く着きすぎたかな…?
まだ皆きてないのかな?
A
「あ。」
伏黒
「…あ?」
A
「恵いたんだ、おはよ。」
伏黒
「はよ。」
A
「悠仁と野薔薇は?」
伏黒
「虎杖は寝坊らしい。」
A
「なるほど。野薔薇どうしたんだろ。」
携帯を取り出し、連絡を入れる。
すぐに連絡が帰って来て、女の子の日で無理だそう。
恵と久々に2人っきりになってしまった。
A
「…今日って訓練あったけ?」
伏黒
「確か午後にあるぞ。」
A
「マジか、ジャージ忘れた。」
伏黒
「先輩達に借りに行くか?」
A
「うーん、別に下にタンクトップ着てるしなぁ…。」
「恵達が気にしないならこれでも別に…。」
伏黒
「よし、借りに行くぞ。」
恵は有無を言わさず、私の手を引いて教室を出た。
あ、気にするのね。なんかごめん。
*
伏黒
「誰一人として持ってねぇとか…。」
A
「だね。」
「家に取りに行くのめんどくさいなー。」
伏黒
「俺のジャージ貸してやるよ。」
「寮すぐそこだから取ってくる。」
男子寮ってどんなんなんだろ。少し気になる。
A
「私も行く。」
伏黒
「え。」
A
「え?」
*
A
「おぉ、片付いてるね〜。さすが恵!」
伏黒
「そこら辺テキトーに座って待ってろ。」
言われた通りに座って待ってる。
恵はタンスを開けてジャージを探してる。
A
「男子寮って言っても女子寮と変わんないね。」
伏黒
「そうなのか?」
A
「うん、てか全く一緒。」
「家具は恵のセンス?」
伏黒
「あぁ。」
A
「ブラウンで統一されててセンスいいね。」
伏黒
「そうか。…あったぞほら。」
ポイッとジャージが渡される。
ほのかに恵のにおいがした。
伏黒
「…匂いを嗅ぐなよ。」
A
「なんで?恵と一緒でいいにおいだよ。」
「あ!そろそろ教室戻ろ?悟が来ちゃう。」
伏黒
「……。」
A
「恵?」
*
五条
「時間通りに来たら誰もいないってどーゆこと…?」

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mito(プロフ) - 稲荷さん» ありがとうございます! (1月16日 12時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - ふおぉぉぉ!更新頑張って下さい! (1月16日 6時) (レス) id: cdc9489625 (このIDを非表示/違反報告)
mito - 琥珀さん» あんまり恵の出て来てないので、現時点では五条落ちになると思います。更新頑張ります。 (1月15日 17時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 是非、五条悟落ちでお願いいたします。 (1月15日 16時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 是非、五条悟落ちでお願いいたします。 (1月15日 16時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時