五条家の落し物【呪術廻戦】

16 - 本編 ページ16

【初任務2】 指輪


＊

真希さんから簡単なレクチャーを受け、呪具を借りた。
なんとこの刀、1億ぐらいするらしい。
壊したらどうしよう。


禪院
「バカ目隠しが借りてるやつだから気にすんな。」
「壊したらアイツの責任だからな。」


A
「そっか！じゃあ大丈夫だ！」


五条
「あのー、お二人さん？僕ここにいるんだけど。」
「せめて僕のいないとこで話してくれない？」


＊


A
「じゃあ、行ってくる。」
「真希さんばいばーい！」


禪院
「気をつけろよー！」


真希さんが選んでくれた刀を肩にかけていざ、出発。


五条
「A、ちょっと待って。」


止められてしまった。


五条
「簡単な任務だからないと思うけど…。」
「危ないって判断したら逃げること、いいね？」


A
「う、うん。」


いつになく真剣な表情の悟に思わずたじろいでしまった。


五条
「約束だからね？」
「あとこれAにプレゼント。」


そっと首にネックレスがかけられる。
よく見ると指輪が付いている。


A
「…何コレ。」


五条
「ん？結婚指輪。」


A
「捨てていい？」


五条
「ダメダメ！」
「Aに似合うと思って僕がちゃんと選んだんだよ！」


A
「…ちなみにいくら？」


五条
「んー、〜〜〜〜〜〜〜〜円ぐらい。」


血の気がサッと引くレベルの値段だった。


A
「金銭感覚トチ狂ってるんかお前。」


五条
「なくなさないでね？」


A
「わかった、無くさないようにする。」
「そんで帰ってきたら売る。」


五条
「ダメだよ！？」


A
「じゃ、行ってくる。」


＊


A
「……売らないよバカ。」

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