12 - 本編 ページ12
【あれ?幼馴染だよね?5】 五条家の落し物とは
*
五条
「片方だけの六眼は珍しくてね。」
「片方だけだから、忘れ物って言うんだ。」
「でも、それとはちょっと違う。」
「Aは五条家の血筋とは全く関係ない。」
「非術師の中の六眼、レア中のレア物。」
「それを五条家の落し物って言うの。」
ウケるよね〜。と、笑って悟は教えてくれた。
いや、全く面白くない。
六眼がなんで私に?って感じ。
五条
「原因は不明。」
「神様の気まぐれ、突然変異。」
なんだそりゃ。
結局、誰にもわかんないんかい。
五条
「それに、もっと衝撃な事があるんだけど。」
「聞く?聞きたい?」
それ聞かないとずっと言い続けるやつでしょ。
勿体ぶらないではよ言え。
五条
「もー、つまんないなぁ。」
「五条家の落し物は、五条家にあるべし。」
はい?
五条
「つまり、Aは僕のお嫁さんになるの。」
………………………はい?
五条
「御三家だけあってそーゆーのうるさいのよ〜。」
「六眼は五条家の力だー!ってね。」
「だから無条件で当主の伴侶として迎えるんだ。」
ニコニコと楽しそうに話してますがね、悟さん。
私の将来、悟と強制結婚なの??
私の人権は?拒否権は?
五条
「お偉い御三家の決まりだし、拒否権ないよ?」
ね!面白いでしょ!と、上機嫌で話す悟。
なんっっにも面白くない!どーすんのこれ!?
グルグル考えてると、そっと悟が近付いてきた。
目隠しを外した悟の顔が、至近距離にある。
逃げようにも、頬に手を添えられてるから無理だ。
…あぁ、同じ。
私と同じ蒼の瞳に眼が離せなくなる。
五条
「だからね、手出しても合法なワケ。」
そっと優しくキスをされた。
……え?キス?………………え?
五条
「だから言ったろ?」
「ガキ襲う趣味はないけど、Aは別って。」
悟はそう言ってニッコリと笑った。
…………ぇ、………え、えぇっ!?
A
「……ろっ…ロリコン!!!」
「学長ー!!淫行教師がここに!!」
五条
「だから、違うって〜。」
「それに学長も知ってるよ?」
A
「なんだって!?」
五条
「この世界いるやつ大体知ってるよ。」
A
「なんだって!?」
五条
「僕から逃げられると思わないことだね。」
「大人しく僕の所へ来いよ。」
「優しくするから、ね?」
悟は悪い顔をして、また私にキスをした。
*
なんてこったい。
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mito(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いえいえ!これからも応援し続けさせて頂きます!頑張ってください! (2021年3月7日 18時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ハナさん» ご指摘ありがとうございます!次回から気を付けて書きたいと思います! (2021年3月7日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます!大変恐縮なのですが真依さんの「依」は「衣」ではなくニンベンのある「依」だと思います。指摘が間違っていたらすみませんがご確認の程宜しくお願い致します。 (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時