ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート４

まふまふ 胃腸炎* ページ4

※嘔吐、下痢表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

3.まふまふさいど

あれ、ここどこだろう…。目が覚めると車の中だった。

センラ「まふくん目ぇ覚めた？ここな、車やで。病院行って帰ってるとこ。酔っちゃった？」

まふまふ「ん、ちょっと気分悪いかも…」

袋を用意しながら背中をさすってくれる。優しい手に誘発されて、何度か嘔吐いて吐いてしまった。一回吐くとそれが引き金になってなかなか吐き気が止まらない。

センラ「しんどいなぁ。まーしぃどっか止まれそう？まふくんしんどそうやわ」

少しして、車が止まる感覚。背中に毛布をかけて窓を開けてくれて。外の空気を吸うと、少しだけ落ち着いた。

まふまふ「もう、大丈夫。ありがと…」

センラ「よかった。じゃあこれで口濯いで、飲めそうやったら飲んでな」

数口だけ飲んでセンラくんに水を返す。寝落ちそうになった瞬間、お腹がゴロゴロと嫌な音をたてた。センラくんの服を掴むと、すぐに察してトイレに連れて行ってくれた。便座に座った瞬間にすごい勢いで下して。やばい、脱水症状と貧血で倒れそう…。

志麻「まふくん大丈夫？出られそうか？開けられそうやったら開けて？」

まふまふ「今、開ける…」

ドアを開けると見慣れた二人の顔。安心して壁の方に体が揺れた。

センラ「おっと、危ない！ちょっと顔触るな？…あー、貧血やな。まぶたの裏真っ白。肌乾燥してるし脱水症状もあるかな。しんどいときにごめんな、これ飲める？」

口にストローが入る。何口か飲むと目眩が治まってきた。のはいいんだけど、次は吐き気がして口を押さえてしまった。なにこれしんどい…。

志麻「あらら、気分悪くなっちゃったか。はい、ここに袋あるし、吐いちゃっても大丈夫やからな」

背中をさすられるがまま何度も嘔吐いては戻して。吐くことでお腹に力が入るから下すのも落ち着かなくて、結局トイレから出られたのは約1時間後だった。コンビニの人に迷惑かけちゃったな…。

センラ「迷惑とか考えんでええからな？体調悪いんやししゃーない」

なんだか体がフワッと浮いて…。その後の記憶はない。

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