【リボーン!!】狼の情報屋 (ページ23)

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２１話【限界】ページ23

NOside

綱｢そんな…シアル!!もういいよ!!｣

シ｢無理だよ…
中途半端なんて嫌いだ
それにね…ツナ…ボクは守りたいんだ
｣

綱｢え?｣

シ｢部下のボクを友達と呼んでくれたツナを
そしてボクの大好きなボンゴレを!!｣

綱｢シアル…｣

シ｢くんなら来い骸!!｣

犬｢クフフフフ…愚かな…
たかがマフィアのためにとんだ狼ですね…｣

シ｢たかが…だと…
殺すぞ!!｣

ボォォオ!!

シアルの周りにはどす黒い炎が現れた

綱｢あの炎は…｣

千｢おやおや…闘気が溢れ出てる…
(しかしこの炎は…)｣

ﾘﾎﾞ｢あれは生命の炎のもう一つの顔
[死の炎]だ

触れた人間の寿命を奪う
シアルもこの炎を灯していた初代･ルーポのボスでさえもこの炎を嫌っていたと言う話だ｣

シ｢いくぞ…｣

またシアルは犬に近付き蹴りを入れた

犬｢また!!ぐっ…!!｣

千｢さっきとスピードが違う｣

シ(体力が尽きる前にやらねぇーと…)

綱｢またシアルが押し始めた!!｣

シ｢くたばれ!!｣

ｶﾞｯ!!

シアルがトドメの一撃を二人に与えた

ﾄﾞｻｯ…

二人はその場に倒れ込んだ

シ｢ﾊｧ…ﾊｧ…
くっ…(ﾄﾞｻｯ…｣

シアルも前に倒れた

綱｢シアル!!｣

ﾘﾎﾞ｢大丈夫か?｣

シ｢大丈夫…ただ今猛烈に眠い…｣

シアルの目はとろんとしていた

狼技の反動だ

ﾘﾎﾞ｢休め
後はツナが何とかするだろうな｣

綱｢えぇ!!｣

ツナは顔を歪ませていたがシアルは笑って

シ｢アハハハ…頼んだよ…十代目…｣

犬｢おや?狼は限界ですか…｣

シ｢!!｣

千｢これは好都合ですね…｣

倒したと思った二人が立ち上がっていた

シ｢くそっ…まだ…｣

シアルは無理矢理立とうとするがうまく体が動かなかった

ﾘﾎﾞ｢もうお前は動けないだろ
やめとけ…｣

リボーンに止められて、心配そうにツナをみた

シ｢ツナ…ごめん…ね…｣

シアルは目を瞑った

綱｢シアル?｣

ツナが心配そうに顔を覗いた

ﾘﾎﾞ｢眠ってるだけだ
安心しろ｣

綱｢うん…
でも…どうしよう…｣

ツナは不安に包まれた