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惜別の.6 【tngr】(ちょいutsh) ページ6

ーーー

*tnside

「はぁ〜あ…」

教室内で大きくため息をついてしまうと

「どうしたのよとんちゃぁん」

とねちっこい声が聞こえてくる

「鬱……お前今すぐその喋り方やめろ。さもなくば…」

「あーもうわーってるよ!もー冗談が通じないなーとんちは」

お前が口をとがらせながら言ってもかわいくない、決して

「んで?どうしたんそんなため息ついちゃって」

と俺の前の席へと座る。

「いや……お前んちにも来たやろ?」

「あー…徴兵?」

「せや、何故か俺にだけ来てな。俺は行こうと思っとるんやけど…」

「グルちゃんが寂しがってる、と」

「そーなんよなぁああ!俺だって辛いわそんなん!でも……親父さんと約束したんよ。義母さんと、グルッペンを守るって」

「そっか、親父さんとの約束ちゃんと守ったれよ?」

「……おん」

「かくいう僕も、困ってるんだけどねぇ?」

奴がため息をつきながらそう言う。
コイツを止めたりしそうなのは…

「……シャオロンか」

「そーなんすよ〜」

シャオロンとは俺らの一個下で、大先生と仲がいい

「いやーなんかな?『お前が行くなら俺も行く!』って言い出してん」

あぁ…

「言いそうやな。うん、言いそう」

シャオロンたちは年齢的にまだ徴兵できない。
大先生が行くのなら俺も!精神だろう。

「んんー…まぁ、言いそうやけどぉ!言いそうやけどさぁ…」

と大先生は机に突っ伏す。

「俺やってさぁ……かっこよくシャオちゃんのこと守りたいやん?」

コイツは昔からシャオロンに想いを寄せている
俺がグルさんを想っていることを伝えたときにカミングアウトされてとても驚いた

「…シャオロンには言うん?」

「ん?何を?」

「シャオロンのことが好きやったって」

「あ”ー…とんちは?」

「俺は…言いたくないわ」

と言うと大先生は突っ伏していた顔をあげ

「えっなんで?」

と驚いた顔でこちらを見てきた

「なんか…今生の別れみたいやん?俺は四肢がなくなろうとここに戻る。その時にグルさんに伝えたいんや」

「なぁるほどねぇ」

んー、と考えるそぶりを見せると

「ん!じゃあ僕もそうするわ!」

とか言い出した

「はぁ?人の考えパクるんかコルァ」

「いやちゃうやん?!」

「何がちゃうんすか」

「僕かてそんぐらいの覚悟はある。だからさぁとんち」

大先生の深海のような瞳が俺を真っ直ぐ見つめる

「二人に想いを伝えるため。絶対に、戻ってこよな」

「…おう」

俺達は静かに拳をぶつけ合わせた

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ルカルカ113(プロフ) - ココアさん» 丁寧なコメントありがとうございます!読者様のお言葉が励みになります。こういうところがよかった!悪かった!などお気軽にコメントしてくださるとうれしいです(*'▽') (6月11日 1時) (レス) id: e202de0e6b (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - いつも作品読ませていただいてます。やはりルカルカ様の作品は面白いです。更新頑張って下さい。応援しております。 (6月10日 21時) (レス) id: 6d6d59ac82 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年6月9日 14時

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