偶然は必然で、運命。(BTS) (ページ50)

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宿舎に帰らない僕を気にしていたヒョンからの電話で少し部屋を離れた

ヒョンと話し終えたら、

待ってましたと言わんばかりにテヒョンからの鬼のようなカトクが来た

TH：おい、ジミナ

TH：Aと何話してんの

TH：俺めっちゃ根に持つかんな

JM「はぁ、笑」

相変わらずなテヒョンにちょっと笑いながら返信を打つ

JM：普通の話だよ

JM：Aの事を教えてもらってた

TH：は？Aの事すきなの？

JM：いや、それは急過ぎ。笑

TH：あっそ、

TH：でも、俺はA気に入ったよ？

TH：ジミナより先に落とす自信あるけど

TH：勝負する？

TH：どっちが先にAを落とせるか

また、何言ってんだこいつは。

多分相当拗ねてる

こういう時のテヒョンは嫌に面倒臭い

JM：恋愛とか人の好意に勝負とかないだろ

JM：俺はしないよ

そう返信して、カトクを閉じた

部屋に戻れば、ソファーで眠るA。

起こすのも忍びなく、そっと抱き上げベッドへ向かう(軽い、軽過ぎる、あんだけ食べてた筈なのに)

JM「寝顔も、かわいいな。」

Aは、不思議だ。

見ているだけで何かが満たされる感覚

JM「おやすみ、A。」

自分でも信じられないくらい優しく囁く声

ちょっと笑っちゃった、

彼女と、初めて沢山の時間を過ごした日

時間が許す限り、

彼女の無防備な寝顔を眺めていた

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