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JIMIN side.
テヒョナから呼び出された
TH「あー！ジミナ！？今どこ！？
ちょっと急いで来てよ！来たら分かるから！
ジミナが喜びそうなこと！ニシシッ！」
そう言って通話は切れた
あいつ、
コンサートの後なのにクラブにいるとか元気だな
テヒョナは、あまりお酒が飲めない
あんな所に行く原因はきっとあの子だろう
一日目の公演後、テヒョナはイラついていた
TH「俺をシカトしやがった、あの女」
あの女、
それが誰かは言われなくても分かったけど
確かに不思議な人だった
僕も気にならない、とは言えなかった
あの夜、彼女と偶然また会えて
僕自身気になって仕方なかった
二日目の公演には、流石に来ないよな
あんなに目に見えて嫌われているのだから
でも、
彼女は来た
変わらず棒立ちだった(目立ちすぎてすぐ分かった)
見つけてすぐに僕の顔は緩みっぱなし
自然と笑ってしまう
TH「あいつ、また居る。ムカつく。
俺、ちょっと行ってくる」
そう言うとテヒョナは彼女の方へ向かって行ってしまった(テヒョナ、暴走しないといいけど)
僕が、彼女の元に着くのは順番的に最後
あからさまに顔を隠してる彼女に
意地悪したくなった、
JM「또한 만날 수 있었다。」
(また会えたね。)
怪しまれないように周りのペンを見渡しながら呟く
JM「다시 만날 생각이 있었어。」
(また会える気がしていたよ。)
不思議とそんな気がしていた
JM「만나러와 주셔서 정말 감사합니다。」
(来てくれて本当にありがとう。)
この気持ちは、本音。
来てくれて本当にありがとう。
相変わらずアーミーボムで顔を覆う彼女
周りのペンに大きく手を振る
ゆっくりと顔を見せた彼女の視線に僕が映る
それだけで、何故か嬉しく感じた
JM「昨日はどうも。」
周りには聞こえないよう小さく呟く
彼女が、僕を、少しでも認識してくれた事が
何より嬉しかった
笑みが止まらない、
これ以上は怪しまれる
名残惜しいがサッとステージへ戻る
不確かだけど、
彼女は今夜もあのホテルには居るはず
あそこに行けば会えるはず
そんな淡い期待を込めて
残りのパフォーマンスに熱を入れた
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作者名：リサ | 作成日時：2019年1月8日 22時
