◇第二百三章◇ ページ10
貴方「そうじゃないでしょ」
銀時「いやだって……真実を言えって言われたから……」
貴方「そんな物真実の口にでも言って終わらせて来なさい。神楽ちゃん神楽ちゃん」
神楽「何アルか」
いつの間にかタコ殴りにされている新八くんに気付いたが、とりあえずそっちは無視して本当に言いたかった事を伝える。
新八「出来れば無視しないで欲しかったです……」
既に虫の息の新八くんを地面に捨てる神楽ちゃん。なんて非道……可愛い顔して鬼だなこの子。可愛いから何でも良いけど。
貴方「あのね、本当に言いたかったのはそういう事じゃないんだ」
神楽「そうだったアルか?」
当たり前だろという顔をする新八くんとお登勢さんとは違い、純粋眼でこちらをジッと見つめる神楽ちゃんに答える。
貴方「うん。実はね、銀時が食べた酢昆布は一箱じゃなくて二箱なんだよ」
銀時「待て待て待て!!何罪増幅させてんだ!!」
神楽「銀ちゃん、大人が情け無さ過ぎるネ……」
銀時「おいそんな目で見んな!!確かに銀さんはマダオかもしれない、でも腹減ったからってそんな酢昆布ばっか食ったりしねぇよ!!」
ジト目で憐れむような顔をする神楽ちゃんに抗議をする銀時。まぁ二箱は嘘なんだけど。一箱は本当なんだろうな。知らんけど。
お登勢「まさか本当にそんなくだらない事言いに来たんじゃないだろうね。はっ倒すよ」
銀時「違う違う違う、あるよ伝えたい事が!!だからお願いその拳下ろそうか!!」
殴られた箇所を擦りながら起き上がる。言いにくいことなのは重々承知してるけど、いつかはバレてしまうわけでして。
たま『銀時様、A様。伝えたい事とは何なのでしょうか』
貴方「うん……。単刀直入に言ってしまうと、歌舞伎町が滅ぶかもしれないんだよね」
銀時「まさに直入過ぎて銀さんビックリしたよ」
直球で隠す事無く言って退けると、銀時と私以外全員ポカンと口を開いたまま固まった。
キャ「エ、チョット待テヨ。ツマリドウイウコト?」
貴方「まぁアレですね、とても強力なウイルスがばら撒かれたって事ですね」
キャ「ハアァ!?」
あまりにもいきなりの事だったからか、大きな声で叫んだかと思ったらまた一時停止状態へと戻ってしまった。忙しいお人だ。
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鬼灯(プロフ) - 初めまして…!!続き楽しみにしてました、既に好きです!!!!シリーズ最初にリンクの貼ってあったヒカリ証明論も聴かせて頂きました…滅茶苦茶に歌い方も好みでした((((これからも応援してます!! (2021年9月5日 18時) (レス) id: 9ea7ca46b0 (このIDを非表示/違反報告)
またまた - 初めまして!最高でございます、はい、、大好きです!!!!!これからも応援しておりまする!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - おかえりなさい!続き凄く楽しみにしてました。 (2021年6月19日 6時) (レス) id: 03c126c95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2020年6月27日 8時