◇第二百二十八章◇ ページ35
吉原の事件から一ヶ月ほど経ち、街の様子も完璧ではないが、少しずつ戻り始めている今日この頃。しかし──
貴方「はぁ……」
神楽「?A、何溜め息吐いてるアルか?幸せが逃げちゃうヨ」
貴方「大丈夫、ちゃんと幸せが逃げないように溜め息吸い込んでるから」
神楽「うわキモいネ」
神楽ちゃんの毒舌っぷりも未だ健在。安心するね。安心するほど毒舌だね、キミは。
いや、実を言うとだね、あの事件以降一度も銀時とイチャ付けてないんですよ。夜の営みも全くしてないし、このままじゃ干からびちゃいますよ。
生憎、この部屋には私と神楽ちゃんだけ。銀時は新八くんと買い物に出かけてしまったのです。主婦か。
貴方「神楽ちゃん、抱き締めて良い?」
神楽「嫌アル、臭いアル」
貴方「臭くはねぇよ!?ちゃんと神楽ちゃんと同じシャンプーの匂いだってするし!!」
神楽「え、何で同じ匂いって分かるアルか!?私の使ってるシャンプー真似てるアルか!?きっしょ!!」
貴方「いや、分かるから!!同じ万事屋のやつ使ってるんだし!!きっしょとかやめて、辛い!!」
何なら万事屋の中で違うシャンプー使ってるのは新八くんだけですよ!そんな冷たい目で見ないでよ神楽ちゃん。
神楽「ま、良いアル。今日は違うシャンプー使うから、Aとは別の匂いに変わるネ」
貴方「えっ、ちょっと待って。今聞き捨てならない言葉が聞こえた気がするんだけど。男?男だったりしないよね??お母さん許しませんよ、断固反対」
神楽「うっさいネ、誰がお母さんアルか。そよちゃんの所に泊まるだけヨ」
……そよちゃん?何かどっかで聞き覚えがある気がする。よく分からないけど、何かちゃん付けで呼んじゃいけない気がする。
神楽「そよちゃんと怖い話対決するネ、楽しみアル!」
貴方「ねぇ、それ大丈夫?何かマズい気しかしないんだけど」
神楽「ちゃんとお祓いしてもらうから大丈夫ヨ」
貴方「……何か違う気がする」
一歩間違えたら打首獄門な気がするのは私だけ?大丈夫だよね、心配要らないよね、ね。
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鬼灯(プロフ) - 初めまして…!!続き楽しみにしてました、既に好きです!!!!シリーズ最初にリンクの貼ってあったヒカリ証明論も聴かせて頂きました…滅茶苦茶に歌い方も好みでした((((これからも応援してます!! (2021年9月5日 18時) (レス) id: 9ea7ca46b0 (このIDを非表示/違反報告)
またまた - 初めまして!最高でございます、はい、、大好きです!!!!!これからも応援しておりまする!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - おかえりなさい!続き凄く楽しみにしてました。 (2021年6月19日 6時) (レス) id: 03c126c95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2020年6月27日 8時