◇第二百十二章◇ ページ19
銀時「そんな事言ってる間に、十秒経ったぜ」
貴方「凄、ストップウォッチみたい。特技に出来るんじゃない?」
銀時「誰がストップウォッチだ、誰が」
アンタだよと言ってやりたかったが、それよりも前にワクチンを作成していた塔の方から大砲をぶっぱなしたような音が聞こえ、思わずそちらに目を向ける。
銀時「やっとか」
音がしてから二秒ほど経った時、周りを囲んでいた感染者たちは元に戻り、今の爆音の正体はワクチンが撒かれたという合図だったのだと確信した。
男1「あれ、俺は一体……」
さっきまで私たちを殺そうとしてきた感染者、主に男たちは辺りを見回し、鼻につく臭いを確認する。
男2「な、何だこの臭い……。何で死体がこんなに転がって……」
処理が追い付かないのも無理は無い。私だって逆の立場なら絶対理解出来ないし、今だって本当にこれで全てが終わったのか信じられないもの。
銀時「終わったな。A、取り敢えず月詠たちの所に行くぞ」
貴方「分かった」
今頃これまでの疲れがどっと襲って来て、座り込んでいるところだろう。
何処にいるのか分からないため、取り敢えず日輪さんと晴太くんの家に戻る。
銀時「どうやら無事みてぇだな」
百華の人たちが死ぬ気で護りきったのだろう、日輪さんと晴太くんの体には傷一つ付いていなかった。
日輪「ぎ、銀さん、Aちゃん!無事だったんだね、血塗れだけど」
貴方「返り血なので気にしないで下さい。それより、月詠さんたちは戻って来ましたか?」
日輪「それがね、月詠も土方さんも沖田さんも戻って来ないのよ。心配で……二人とも、探しに行って貰っても良いかしら?」
やはりか。何となくだけど、私の勘ではまぁ、取り敢えず土方さんは大丈夫だろう。一緒にいる山崎さんも勿論大丈夫だ。逆に一番危険なのは沖田くんだと思う。オーバーキルしまくってそう。
貴方「必要以上に人殺して無ければ良いんだけど、沖田くん」
銀時「それは無理な相談ってやつだろ」
即答された。分かってはいたけど、何だかんだあの子が一番危険な気がする。
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鬼灯(プロフ) - 初めまして…!!続き楽しみにしてました、既に好きです!!!!シリーズ最初にリンクの貼ってあったヒカリ証明論も聴かせて頂きました…滅茶苦茶に歌い方も好みでした((((これからも応援してます!! (2021年9月5日 18時) (レス) id: 9ea7ca46b0 (このIDを非表示/違反報告)
またまた - 初めまして!最高でございます、はい、、大好きです!!!!!これからも応援しておりまする!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - おかえりなさい!続き凄く楽しみにしてました。 (2021年6月19日 6時) (レス) id: 03c126c95f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2020年6月27日 8時