2個だけのアイスが泣いている/rt ページ22
没メモの話を再編しました。
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「アイス食いたい」
日焼け止め塗ろうとしたのに早く行け、だとか早く行こうや、だとか、ちょっと男子ぃ〜？！って感じだった。
結局塗れなかったし、友人はわたしの友人でもあるけどその前にキヨくんの彼女だからキヨくんの味方なのは恨まないけど日焼け止め塗らせてくれなかっのだけは恨む。
言われた通りのアイスを買うのはレトルトに任せて自分のお茶だけを買うことで、その恨みを晴らせるわたしは実に善人だと思う。
でもこの恨みもそれもどれもあれもぜ〜んぶ、この言い出しっぺの、ひぃひぃと大袈裟に声を出しながら歩いてるレトルトと言う男のせいなんだ。
今はテスト期間でテスト終わったら勉強する為に皆一斉に帰る。
家の中にあるものの誘惑に勝てないわたしは今日も学校に残って勉強するつもりだった。
「帰んねーの？」
そう声をかけてきたのは友人の彼氏だった。
学年上がって隣のクラスになったけれど、去年は同じクラスだった。
でも、顔見知り程度の関係。
仲良くもないし仲悪くもない。
ただ1番仲の良い友達の彼氏、あっちから見れば彼女の1番仲の良い友達。
遠過ぎず、近過ぎず、そんな仲。
「帰りませんけど？」
「勉強すんの？」
「するよ」
友人は日直で日誌を職員室に出してくると言っていた。
要するに待ってる間は暇なんだろう。
「家は誘惑が多いからね、その点、テスト期間の学校は最高よ？何もないから」
キヨくんは「……確かに」と何かを考えてる様子だった。
友人が戻ってきたのと同じタイミングでどこかに行っていたらしいクラスメイトのレトルトも戻ってきた。
「勉強はしないけど少しだけお喋りしよ」
アイス食いたいしアイス買うならじゃんけんだ！と始まったのは、そんなキヨくんの彼女兼友人の発言で少しだけならとレトルトも入れた4人で他愛のない話をしていた時だった。
あーあ、負ける気なんてなかったのに「一緒にチョキにしよーや！キヨくん絶対グー出すから！」なんてレトルトの言葉を何故そのまま従っちゃったんだろう。
裏の裏をかいたのか知らないけどそんなこと言わなくても実際にキヨくんはじゃんけん強いらしいし負けるなら潔く裏とか裏じゃないとかそんなもん突破らって負けたかった気もする。
2個だけのアイスが泣いている/rt→←きみとのこれからにキスをして/gt
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luco(プロフ) - かりんさん» かりん様、温かいコメントありがとうございます！gtさんのお話はなかなか慣れないのですが読みたい方がいらっしゃるので今回頑張りました！次回作も最後の方に出すつもりなので楽しみにして下さると嬉しいです！ (2019年8月6日 0時) (
レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 完結おめでとうございます！いつも楽しく読ませてもらっていました。gtさん大好きなので今回gtさんのお話が沢山あってとても嬉しかったです！次回作も読ませていただきます！ (2019年8月6日 0時) (レス) id: e9726304d4 (このIDを非表示/違反報告)
luco(プロフ) - りんご様、完結おめでとうのお言葉ありがとうございます！ドルオタなのでドルパロが大好きなもので.......お褒め下さり嬉しいです！頑張ります！ (2019年8月5日 21時) (レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - こんばんは！完結おめでとうございます！ドルパロ良いですね！長編が楽しみです！頑張ってください！ (2019年8月5日 21時) (レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
luco(プロフ) - りんごさん» りんご様こんにちは！同担様でしたか！中々同士様がいらっしゃらないので嬉しいです。新作もお読み頂けてありがとうございます(*¨*)例に漏れずドルパロでしたがお褒め下さり嬉しいです。 (2019年7月29日 18時) (レス) id: 2a3978e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：luco
| 作成日時：2019年5月18日 5時
