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「悪い。皆は？」
「時間はまだあるからね。二階堂と千賀が、わちゃわちゃし始めてわったーに怒られてた。」
「ったく、アイツら仕方ねぇな(笑)」
緩く笑いながら俺は立ち上がる。
見せられない。
こんな俺は。
俺を兄のように慕ってくれる、この可愛い弟には尚更。
そんな思いで玉の横を通りすぎた俺に、玉が声をかける。
「俺、ミツの声好きだよ。」
不意の言葉に振り返った俺に、柔らかに玉が笑って。
その瞳が、キラキラと輝く。
「でも、ガヤと一緒に歌ってるミツの声はもっと好き。」
「っ、……」
「二人の声が響いたら、俺何でも出来る気がする。」
「たま……」
「格好いいんだよね、正に相棒って感じで。」
「っ!?」
あい、ぼう……？
放心したように呆然と見つめる俺に、玉はキラキラとした瞳を向ける。
そこに滲む羨望。
ああ……。
俺にも、まだ価値はあるのか。
藤ヶ谷にとって。
これから、同期生として藤ヶ谷と俺の関係は続くだろう。
先輩達を見ても、それは明らかだ。
同期生は、長い時間の中でより強い絆で結ばれていく。
もう、それでいいか……。
友達にもなず、恋人にも戻れないなら。
俺は、藤ヶ谷の最高の相棒でいよう。
もう、それでいい。
握り締めた拳は色を無くすほどに力が込められて、それが本意じゃないと伝えてくる。
頭ではそう思っても、身体が拒否している。
それも全部わかっていて、それでも。
俺にはもう資格はないと。
無理矢理納得させる。
今更、どの面さげて"やり直したい"だなんて言える？
どうあっても、傷付けた日々はもう変えられない。
無理にでも笑う。
今は。
貼り付けるように口角を上げて。
今は説明など出来ないから。
いつか、本当に笑えるようになるまで。
この手で壊してしまったもの。
それを胸に抱いて。
本当は、失いたくなどなかったのに。
それでももう取り戻せないから。
この痛みを抱いて、俺は生きていく。
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流華(プロフ) - 充瑠さん» 充瑠さーん♪お久しぶりでーす♪♪わぉ、ロケ地に行かれたんですか!?羨ましいー( ☆∀☆)私も行きたいなぁ。頑張って更新していきますねー♪ヽ(´▽｀)/ (2018年10月26日 13時) (
レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
流華(プロフ) - ここさん» ここさん、こんにちは。コメントありがとうございます♪藤北さん……拗れてまさからね(笑)どうなることか(^_^;)頑張りますので、今後もよろしくお願いいたしまーす(*´∀`)♪ (2018年10月26日 13時) (レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
流華(プロフ) - 椿さん» 椿姫……(笑)喜びの舞だったり、机の角で頭ぶつけたりと忙しいな(笑)ああ、卓袱台返しの準備もするんだっけ？(笑) (2018年10月26日 13時) (レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
流華(プロフ) - SIZUKUさん» SIZUKUさーん♪♪いつも、ありがとうございますー♪ヽ(´▽｀)/ゆっくり進んでます(笑)そうです、お墓ですよ。あれが、誰のお墓なのか…。ポイントですね、それ(笑)伏線……回収出来るはずです(たぶん/笑) (2018年10月26日 13時) (レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
充瑠(プロフ) - 流華さーん！！お久しぶりです。いよいよですね！実はこの夏に、ロケ地に行ってきまして。まだ記憶も鮮明なので、今後が楽しみです＾＾いつまでも待ちますー (2018年10月21日 0時) (レス) id: 5cca4c3768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流華
| 作成日時：2018年6月8日 11時
