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俺だって、無理矢理どうこうしようなんて思っていない。
てか、いくら俺でもそんなの無理。
けれど、ミツとガヤを見てると互いに想い合ってるようにしか見えない。
なのに、背中合わせみたいしているからか、互いにそれに気付かない。
ガヤはバカだ。
ミツの形に抜け落ちた心の穴が、ワッターで埋まるわけがないのに。
恋の穴を親友で埋めようなんて、ホントにバカ。
その埋められない隙間が苦しいんだって、どうしてわかんないの？
ミツもバカだ。
ちゃんと向き合えばわかるのに、ガヤと向き合うことを避けてる。
忘れられないのに向き合わないなんて、ホントにバカ。
向き合わないから見えなくなってるんだって、どうしてわかんないの？
「ガヤさ……ミツと何かあった？」
ぴくりとガヤの形のいい眉が動く。
ガヤ、ホントはわかってるの？
それとも、ホントにわかってないの？
「別に。何もないけど？」
ないわけないでしょ？
何もなくてそんな空気出してるなら、それこそ問題なんだけど……。
どうしても、認める気のないガヤ。
それなら煽るまでだ。
「ふぅん。じゃ、俺がミツを探しに行ってもいいの？」
「…………好きにしろよ。」
「するよ？本当に。」
緩やかに、笑ってみせる。
ガヤが苛立つのがわかる。
俺はミツとガヤに笑ってほしい。
偽ることのない笑顔で。
だから、その為なら俺は。
「何で俺に言うわけ？」
「別に。じゃあ俺ミツ探してくるー。」
ガヤは、苦しそうに眉間に皺を寄せていた。
どうしてわからないの？
それともわからないふりがしたいだけ？
ワッターは、何も言わずにガヤに寄り添っている。
それをワッターは選んだ。
俺よりガヤに近いワッターは、ガヤの気持ちも理解が出来たのかもしれない。
でも、俺はガヤの気持ちなんて知らない。
俺に見えるのは、ワッターの隣で穏やかに笑うガヤを寂しそうに見るミツの背中だから。
だから俺は、ミツを選ぶ─────。
あの背中にずっと守られてきた。
正面からの強風は、いつもあの背中が盾になってくれた。
でも俺は気付いたから。
気付いてしまったから。
あの大きな背中の僅かな揺らぎに。
そうあろうとしていただけで、本当は。
震えているかもしれない……
その背中に────────。
深い深い緑の中を進む。
その奥で、俺の至宝が濡れているかもしれないから。
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流華(プロフ) - 充瑠さん» 充瑠さーん♪お久しぶりでーす♪♪わぉ、ロケ地に行かれたんですか!?羨ましいー( ☆∀☆)私も行きたいなぁ。頑張って更新していきますねー♪ヽ(´▽｀)/ (2018年10月26日 13時) (
レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
流華(プロフ) - ここさん» ここさん、こんにちは。コメントありがとうございます♪藤北さん……拗れてまさからね(笑)どうなることか(^_^;)頑張りますので、今後もよろしくお願いいたしまーす(*´∀`)♪ (2018年10月26日 13時) (レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
流華(プロフ) - 椿さん» 椿姫……(笑)喜びの舞だったり、机の角で頭ぶつけたりと忙しいな(笑)ああ、卓袱台返しの準備もするんだっけ？(笑) (2018年10月26日 13時) (レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
流華(プロフ) - SIZUKUさん» SIZUKUさーん♪♪いつも、ありがとうございますー♪ヽ(´▽｀)/ゆっくり進んでます(笑)そうです、お墓ですよ。あれが、誰のお墓なのか…。ポイントですね、それ(笑)伏線……回収出来るはずです(たぶん/笑) (2018年10月26日 13時) (レス) id: b5b973b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
充瑠(プロフ) - 流華さーん！！お久しぶりです。いよいよですね！実はこの夏に、ロケ地に行ってきまして。まだ記憶も鮮明なので、今後が楽しみです＾＾いつまでも待ちますー (2018年10月21日 0時) (レス) id: 5cca4c3768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流華
| 作成日時：2018年6月8日 11時
