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いつの間にか巨乳女子はいなくなっていて。
教室には私とジェシー君のふたりだけ。
「ねぇ、もしかして結構前からいた？」
「うん、告白されてるところから」
「最初からじゃん」
ジェシー君があはって笑った。
「あーじゃあ、やっぱり幻聴じゃなかったんだな」
「幻聴？」
「Aの声聞こえた気がしたの」
「あ、聞こえてたんだ」
「お前の声はね、
どんなに小さくても聞こえる」
同じだ。
可笑しくて吹き出してしまう。
「何？」
「いや、私もね、ジェシー君の声は
どんなに小さくても聞こえるよ」
「地獄耳」
「そっちこそ」
ふたりの笑い声が教室に響く。
ふいにジェシー君が真剣な顔つきになった。
「…いいの？」
「え？」
「萩谷、好きなんじゃなかったの？」
「萩ちゃん？萩ちゃんは友達だよ」
「あっちは、そう思ってないでしょ」
「そうなの？」
「気づいてなかったのね」
呆れたように笑われる。
そんなことよりも、
「一緒に帰ってた女子、誰よ」
「ああ、見てたんだな」
「見えたの！聞いたら嘘つくし」
「だって、一緒に帰ってないもん」
「また嘘ついた！
私2人が校門から出てくのちゃんと見たよ」
「見たのはそこだけ？
そのあと走って逃げたわ！」
「え…」
走って逃げた？
「なんで？」
「なんで？
逆になんで彼女でもない奴と帰らなきゃなんないの？」
ジェシー君の口が悪くなる。
これ、他の女子がみたらびっくりするんだろうなぁ。
学校では完璧な王子様だけど
それは興味のない人間に対しての態度。
本当はものすごく子供っぽかったりもする。
褒められるとすごく喜ぶし
甘えん坊だったりもする。
イタズラ大好きだし。
付き合ってから知った本当の彼は
学校の王子様キャラとは全然違う。
だけど、すき。
全部、全部すき。だいすき。
「勘違いだったのか…」
「だから、泣いてたの？」
ジェシー君の指が私の瞼に触れる。
くすぐったくて顔をしかめる。
「前に、好きなこと帰るって言ってたから、
あの子が好きな子なんだと思ったの」
「ばか」
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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ（笑）あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう！のんびりお待ちくださーい（笑） (2015年5月30日 9時) (
レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ﾉωﾉ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます（笑）今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ；∀；)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした！！『一途すぎて愛おしいバカ』最高です！！！やっぱりHARUさんが書くお話大好きです！！ (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん！そう！年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年4月8日 21時
