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「…さっきの、どういう意味？」
「さっきの？」
「私の気持ちが、分からない？」
ジェシー君の腕に絡んでた女子が
私達の異様な雰囲気に気づいてその場を去る。
「分からないの？」
もう一度聞く。
「分からない」
「…っ、」
ぐうっと何かが込み上げてくる。
必死で溢れるものを抑える。
「分かったはずだったんだ。
なのに、また、分かんなくなった」
ジェシー君が私に近づいてくる。
「お前、俺のこと好き？」
突然の質問に戸惑う。
ジェシー君を見つめたまま首を縦に振る。
「それって、本当に？」
「…なんでそんなこと聞くの？」
声が震える。
「お前、本当は俺のこと好きじゃないよな」
なに？え?
今、なんて言った？
私が、ジェシー君を好きじゃない？
なんで？
どうして？
「な、んで？」
「見てたら分かるよ」
見てたら？
何を見て？
何を見てそう思うの？
首を横に振る。
ジェシー君の袖を掴む。
「違う。私は、本当に…！」
「もういいよ」
ジェシー君が私の手をそっと放す。
「嘘ついてまで、一緒にいなくたっていい」
「うそ…？」
私の中で、何かが崩れる音がした。
「…嘘ついたのはどっち？」
「は？」
「好きじゃないのは、ジェシー君の方じゃない」
私の言葉にジェシー君の顔が歪んだ。
「…何言ってんの？」
「いつも、いつも他の女子と仲良くして？
私のことからかって楽しい？」
「A、」
「料理出来ないから？
頭悪いから？
可愛くないから？」
「A、」
「私と別れたいなら、一言そう言えばいいのよ！」
ジェシー君が怒った顔して私を睨む。
「わざわざ回りくどいことしなくたって、
一言、別れてって言えばいいじゃない！」
「…本気で言ってんの？」
「ジェシー君は、本気でそう思ってるでしょう？」
「なんだそれ。俺の気持ち、
何ひとつとしてお前には届いてないの？」
ジェシー君が自嘲気味に笑った。
「もう、いいや。も、いい」
ジェシー君が去っていく。
私は、その場に立ち尽くすことしか出来なかった。
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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ（笑）あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう！のんびりお待ちくださーい（笑） (2015年5月30日 9時) (
レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ﾉωﾉ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます（笑）今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ；∀；)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした！！『一途すぎて愛おしいバカ』最高です！！！やっぱりHARUさんが書くお話大好きです！！ (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん！そう！年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年4月8日 21時
