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「ジェシーくん?」

「なんなの、お前」


私の声は無視されて、
ジェシー君の視線は萩ちゃんに向けられる。


「何って?」

「Aのなんなの?」

「ジェシー君、だから、
 萩ちゃんは友達で…」

「Aには聞いてない」


冷たい声で言い返されて肩が竦む。

そんな私を横目で見た萩ちゃんが溜息をつく。


「彼女にもっと優しくできないの?」

「はぁ?」

「小暮が泣いてるのお前知ってる?」

「今朝のこと?」

「ああ。でも、今朝だけじゃないかも」


ジェシー君の眉がピクッと動いた。


「つか、なんでお前がそれ知ってるの?」

「今朝、一緒にいたからね」

「…一緒にいた?」


ジェシー君が私を見つめる。

顔を上げられない。


「一限目ずっとこいつと一緒にいたの?」

「…」

「なにそれ」


失笑する声が聞こえる。

膝の上でこぶしをぎゅっと握る。


「…なんで泣いてたか、知ってる?」

萩ちゃんの問いかけにジェシー君が黙る。


「それすら分かんないなんて、
 彼氏やめたら?」


その一言に思わず顔を上げ萩ちゃんを見る。


「…なんでお前に言われなくちゃならない」

「彼女がなんで苦しんで、なんで泣いて、
 なんで悩んでるのかも分からない奴が彼氏面すんなよ」


萩ちゃんの言葉にジェシー君がカッとなって
彼の胸ぐらを掴んだ。


「ジェシー君、やめて!」

「…こいつを庇うの?」


ジェシー君が今まで見たこともないような顔を私に向ける。


「…萩ちゃんを、離して」

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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ(笑)あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう!のんびりお待ちくださーい(笑) (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ノωノ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます(笑)今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ;∀;)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした!!『一途すぎて愛おしいバカ』最高です!!!やっぱりHARUさんが書くお話大好きです!! (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん!そう!年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HARU | 作成日時:2015年4月8日 21時

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