story 51 ページ8
翌日、彼女はいないと思って
自分の誕生日で玄関のロックを解除
部屋に入ると明るくて
彼女がいた
しかもバスローブで
A「え？早くない？」
「早く終わった」
A「待ってて、着替えてくる！」
「いいよ。そのままで」
A「着替えてくるの！」
「はいはい」
あらためて思った。
痩せたなって。
大変な思いしたのかな。
なんか･･･罪悪感。
スウェットの上下で戻ってきた彼女を
おいでと抱きしめて
心の中で精一杯のごめんねを
何度も呟いた
「やっぱり、一緒に住まねぇ？」
A「何を夢みたいなことを」
「無理かな」
A「そもそも宿舎出ていいの？」
「さぁ」
A「私はどっちでもいいよ」
「なんか･･･素っ気ないな」
A「期待したくないから」
「経験がありそう」
A「少しだけお姉さんだからね」
「なんか面白くない」
A「子供みたいなこと言わないの」
「子供じゃねーし!!」
A「は？」
「年下扱いすんなっ!!」
A「･･････」
せっかく再会して
お互いの気持ちが変わってないこと
ちゃんと確認したのに
なんでこうなっちゃうんだ？
離れていた間に
彼女はより一層大人になっていて
多分俺は幼くなったんだと思う
彼女のことが恋しくて
会いたくて
そんな思いをずっと抱えていたせいか
少しだけ大人びた彼女が
しっくり来なくて嫌だった
1年くらい離れていたんだ
少しくらい変わっていても
それが当たり前なのに
俺の中の彼女は
ちょっとだけ不器用で
恋愛初心者で
ちょこちょこ動き回る小動物みたいで
時々年下に見えるような人だった
少しだけ大人びた彼女は
やけに落ち着いていて
俺の知っている人ではないように感じた
「帰る」
A「お好きにどうぞ」
「帰るぞ!!」
A「帰れば」
「ほんとに帰るからな!!」
A「コーヒー飲む？」
「･･･うん」
ダメだ･･･。
帰れない･･･絶対。
彼女も帰るとは思ってないみたいだし。
結局、コーヒーを淹れてくれている
彼女にくっついて離れなれなかった。
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さるるん(プロフ) - KARINさん» コメントありがとうございます!!励みになります!!別れたりくっついたりグズグズになってしまって･･･汗。次は爽やかなstoryでと思いますが、これがなかなかですね･･･。アフターストーリーですね。検討します!!また次回作もよろしくお願いします!! (2023年4月11日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - こんばんは！この度は完結おめでとうございます！2度目の別れの際はどうなるのかと思いましたが、最後は二人とも幸せになってくれたので良かったですいつかお時間があるときにアフターストーリなども書いてくださるとうれしいです次の新作も楽しみにしています (2023年4月11日 19時) (レス) @page37 id: a87d96d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2023年1月29日 13時
