story 45 ページ2
翌朝早朝5時にたたき起こされて
半分眠っている状態で空港へ
飛行機に乗り込み
睡眠の延長戦で爆睡
気が付いたのは
アメリカまであと数時間の頃だった
「アメリカまだ？」
JH「よく寝れるな。てか、寝すぎ」
「久しぶりによく寝た」
YG「もう起きてなさい」
「はーい」
残りの2時間は
前から観たかった映画を1本観た
十数時間座りっぱなしで
カチカチになった身体を
なんとか動かして飛行機を降りると
とりあえずホテルへ直行するため
迎えのリムジンバスを
急ぎ足で目指した
“どんっ”
「あ、sorry」
ぶつかった人が落とした物を
代わりに拾おうと
地面に手を伸ばして息を飲んだ
俺の･･･ブレスレット
バクバクいう心臓を
左手で押さえて
右手でブレスレットを拾うと
落とした人と目が合った
「A？」
A「･･････グク」
MG「ジョングク!! 行くぞっ!!」
「あ、いや、ちょっと待って!!」
マネヒョンに腕を掴まれて
あっという間に
Aは見えなくなった
「ちょっと･･･ちょっとだけ･･･」
MG「ダメだ!!」
「ヒョン!!」
MG「ここはアメリカなんだぞ!!」
「･･････頼むよ」
MG「運転手さん、出して下さい」
やっと会えたのに
自分の環境がこの時ばかりは
腹立たしくて拳を握った
ホテルに着いても
落ち着かなくて
部屋の中をひたすら歩き回った
Aだった
俺を見て“グク”って言った
あのブレスレットは
特注で作ってもらったやつで
世界にひとつしかない
間違いない
あのブレスレットだった
Aにあげた
あのブレスレットだった
髪の毛が短くなったせいか
痩せて見えた
もしかしたら
もしかするかもと
この日の夜はスマホを握りしめて
広いベッドに横になったけど
彼女からの着信はないまま
慣れないアメリカの朝を迎えた
窓の外は既に目を覚ましていて
ホテルの窓の下を覗くと
忙しそうに人が行き交っていた
愛している人が
この世に居るだけマシだと思おう
彼女が存在していてくれるだけで
幸せだと思うことにしよう
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さるるん(プロフ) - KARINさん» コメントありがとうございます!!励みになります!!別れたりくっついたりグズグズになってしまって･･･汗。次は爽やかなstoryでと思いますが、これがなかなかですね･･･。アフターストーリーですね。検討します!!また次回作もよろしくお願いします!! (2023年4月11日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - こんばんは！この度は完結おめでとうございます！2度目の別れの際はどうなるのかと思いましたが、最後は二人とも幸せになってくれたので良かったですいつかお時間があるときにアフターストーリなども書いてくださるとうれしいです次の新作も楽しみにしています (2023年4月11日 19時) (レス) @page37 id: a87d96d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2023年1月29日 13時
