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story 80 -YS- ページ36

必死で繋ぎとめようとした。











男のくせに涙を流すほど
苦しかった。











でも、Aは俺の元を去って行った。











こんなに苦しくて辛い思いをするなら
好きになんてなるべきじゃなかった。











Aを抱きしめた感覚が
まだ腕に残ってる。












あれから3週間も経ったのに。











でもどこかで
もういいやと思う自分もいて
変な感覚だった。












SW「ヒョン、時間です」

「行かなきゃダメ?」

SW「主催ですから」

「親父に会いたくない」

SW「そんな思春期の中学生みたいなことを」

「何もかも嫌になった」

SW「連絡は?ないんですか?」

「ない」

SW「連絡してみました?」

「出ない」

SW「ヒョン、本当に努力しました?
悔いはないと言い切れますか?」

「・・・・・・・・・」

SW「僕は別れたと聞いて
ヒョンの覚悟もそんなものだったのかとがっかりしましたよ」











俺の覚悟ね・・・。












確かに、やれることを全部やったかと言われると
やってないことは多い。











面倒臭がって親父とも話さなかった。












ちゃんと説得しようとしなかった。











「よしっ!行くぞ!諦めんぞ俺は」

SW「何をやらかしてもいいですけど
あんまり派手なのは遠慮してください」

「ん〜〜〜〜、無理っ!!」











意を決してうちの会社の
周年パーティーの会場へ乗り込んだ。











パーティーが終わるころに現れた親父。











出席者が沢山見ている前で
親父に跪いた。










父「な、なんだ」

「結婚させてくれ!Aが必要なんだ!」

父「おいっ!!どうにかしろ!」










招待されていたマスコミが
俺の写真を撮っているのがわかった。











でも止めない。











これが俺の覚悟だから。











スタッフに腕を引かれても
何をされてもそこに居続けていたら
隣に薄いピンクのカクテルドレスを着た誰かが
一緒に跪いた。











「・・・・・・A?」

A「至らないところも多いですが
社長を支えていきます」

「親父!!」

A「お願いします」

父「とりあえず2人とも立ちなさい。
イ秘書、部屋を用意して」

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設定タグ:SuperJunior , イェソン , 兄さん   
作品ジャンル:恋愛
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さるるん(プロフ) - りんさん» 最後までご覧頂きありがとうございました!イェソンさんのパパ姿・・・見たいような見たくないような・・・ですね笑 (2022年11月2日 20時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんハッピーエンドありがとうございます。^^しかしながらイェソンさんのパパ姿いつか見れるでしょうか^^ (2022年11月2日 17時) (レス) @page39 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ネタバレになるけど・・・ハッピーエンドですよ♪兄さんにはいつも笑顔でいて欲しいので。 (2022年10月29日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、また、さよならを選ぶのかな… (2022年10月27日 16時) (レス) @page33 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2022年7月25日 11時

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