story 121 TH ページ23
翌朝、少し早めの時間に
Aの部屋の
インターホンを鳴らした。
A「おはよ。早いね」
「んー。ちょっといい？」
A「どーぞ」
ソファに座り
準備しているAに
それとなく話を振ってみる。
「見合いするかも」
A「ん？」
「昨日、親父が来てさ」
A「ふーん」
「頼まれちゃって」
A「そう」
「ちゃんと聞いてる？」
彼氏が見合いするって
言ってんのに
Aの返事が軽くて
イラッとした。
覚悟はしてたけど
こんなにも軽いのかと
想像以上で･･･。
A「聞いてるよ」
「ふーんってそれだけ？」
A「他に何を言えばいいの？」
「普通、嫌がるだろ」
A「嫌じゃない。別に」
わざと大人の振りをしてるのか？
いや、違う。
本気でなんとも思ってないんだ。
「もしもし、親父？」
その場で親父に電話して
昨日の話の人に
会うと伝えた。
顔色を変えないA。
「俺、先に行く」
A「え？」
「悪ぃな」
初めて一緒に居たくないと思った。
まだ準備していたAを
部屋に残して
会社に向かった。
俺さえ好きならいいと思ったのに
そうでもねーな。
多少、想いの大きさに
違いはあるとしても
あまりにも差が大きくて
動揺してる。
嫌がるフリだけでも
できるだろ･･･。
それを期待してただけに
ショックは大きいな。
早めに着いた
会社の駐車場で
モヤモヤしたものを
整理しようとした。
俺は俺が思ってる以上に
ガキなのかもしれない。
“コンコン”
「え？」
運転席でシートを倒して
目を閉じていた俺。
窓がノックされて
そこに居たのがAで
思わず飛び起きた。
Aはそのまま助手席側に回ると
当たり前のように
そこに乗り込んでいつものように笑った。
「なにを･･･」
A「(*˘ ³˘)ん〜〜」
「は？」
A「モーニングキス(*˘ ³˘)」
「変な薬でも飲んだ？」
A「･････････(´-ε -｀)もういい」
「なんなんだよ」
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さるるん(プロフ) - remonedo0130さん» ありがとうございます!!途中グダグダでイライラしたでしょ？こんな駄作に大好きなんて言ってもらえてさるるんは幸せです!!次の作品も是非よろしくお願いします!! (2020年1月11日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)こちらのお話、私は大好きでした。また番外編気が向けば書いてくださいね。お疲れ様でした。次のお話も楽しみに待ってます。 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - さるるん様 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年12月12日 22時
