story 111 ページ13
テテの腕の中で目が覚めた。
何時だろ。
帰らなきゃ･･･。
「･･････テテ」
呼びかけたけど
反応はなくて
目線の上にある
テテの頬に触れた。
相変わらず
いい男ね。
TH「触んな」
「あ･･･ごめん」
TH「嘘って」
「･･････ごめん」
TH「謝るのと泣くのやめろよ」
「･････････」
TH「黙るのも」
「･････････帰る」
TH「朝、寄ってやるよ。寝な」
「･･･いいよ。タクシーで帰る」
TH「ったく」
帰ると言い張る私を
両腕で抱き締めると
目を閉じたテテ
居心地が良くて
私も目を閉じた。
それから数時間後
目が覚めた時には
テテはいなくて
でも窓の外はまだ薄暗い。
TH「起きた？」
「･･･うん」
TH「そろそろ行くぞ」
「･･･うん」
TH「シャワーは？」
「帰ってからでいい」
TH「服、そこにあるぞ」
「うん」
キチンと畳まれた
私の服が
ベッドの横のカウチに
置かれていて
なんとなく急いで身につけた。
カバンの中のスマホを
確認すると朝6時。
テテはそのまま出勤出来るように
スーツを身に纏っていた。
黒の細身のスーツに
真っ白のシャツ。
ネクタイはいつも
会社で着けるのよね。
テテの車で新居へ。
新しい私の住処は
高級住宅街にある
高層マンション。
来客用の駐車場に停めると
何故か一緒に降りたテテ。
「先に･･･」
TH「行くかっ!!何時だよ」
「だよね」
TH「誰か来た？」
「まだ」
TH「一番乗りじゃん」
嬉しそうなテテに
つられて笑いながら
エレベーターに乗って
15階で降りると
カードキーで部屋の中へ。
TH「出世したもんだな」
「･･････そうでもないよ」
TH「1人で住むには広くね？」
「テテもでしょ？」
TH「一緒に住むか？」
「･････････え」
TH「冗談。まっ、追追な」
本気のような冗談を言うと
冷蔵庫から勝手に炭酸水を出して
テテはソファに座った。
このまま流されて
いいのかな･･･。
ふとそんなことを考えると
指をパチンと鳴らしたテテが
「余計なことは考えるな」と
ボソボソと呟いた。
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さるるん(プロフ) - remonedo0130さん» ありがとうございます!!途中グダグダでイライラしたでしょ？こんな駄作に大好きなんて言ってもらえてさるるんは幸せです!!次の作品も是非よろしくお願いします!! (2020年1月11日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)こちらのお話、私は大好きでした。また番外編気が向けば書いてくださいね。お疲れ様でした。次のお話も楽しみに待ってます。 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - さるるん様 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年12月12日 22時
