story 57 ページ8
ミヨンの仕事場で
酔いつぶれて
迎えた朝。
外は快晴。
コーヒーを淹れると
庭に出て空を見上げた。
大田は･･･晴れてるかな･･･。
MY「習慣って怖いわね」
「ミヨナ、おはよう」
MY「あれだけ呑んだのに」
「爽やかでしょ」
MY「ぜーんぜん」
「やっぱり？」
MY「A」
「んー？」
MY「キムテヒョンから電話あったよ」
「･･････そう」
MY「出ちゃった」
「え？まさか？」
MY「ココにいるよって教えといた」
「なんで余計な事を･･･」
MY「飛んで来るかと思ったのに」
「来ないよ」
MY「みたいね。
生きてるならいいですって」
「･････････」
ミヨンと並んで見上げた空は
薄らと雲が掛かっていて
澄んだ青い色をしていた。
いつからだったのかな
私がテテを好きになったのは。
いつの間にか
私の中に居て
追い出そうとしたのに
居座ったまま
出て行こうとしない。
そもそも
追い出そうとしているのか
疑問だわ･･･。
テテの中に
私はいるかしら･･･。
もう、追い出されたかな･･･。
MY「お昼どーする？」
「お腹空いたね」
MY「何食べる？」
「何か作ろうか？」
MY「お。Aの手料理？」
「なに？嫌なの？」
MY「逆よ。嬉しいのよ」
「買い物行ってくる」
MY「お気を付けて」
「はいはーーい」
近所のスーパーまで
スマホで再生した
カントリーポップを聴きながら
穏やかな気持ちだった。
誰かを好きになって
その誰かに好きになってもらえて
でも私が弱くて逃げた。
慣れてる私には
当たり前の事だけど
彼には理解し難いだろうと思う。
会わなければ
気持ちは離れて行く。
辛いのは最初だけで
その辛さにも
時間と共に慣れるはず。
その日から1週間後。
部長から電話があり
会社に来るよう言われた。
ミヨンの家に居座っていた私は
戦闘服のスーツを纏い
会社に向かった。
1週間も休んだもの。
そろそろ、
色々片付けないとね。
「じゃーまたね」
MY「大田にも行くんでしょ？」
「荷物、残してるから」
MY「覚悟はいい？」
「なんの覚悟よ」
MY「殴られるかも」
「･･････頑張る」
MY「ファイティン!!」
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さるるん(プロフ) - BeBeさん» ありがとうございます!!ちょっとドロドロになりますがお付き合いくださいね!! (2019年12月7日 21時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - 凄く、凄くテヒョンの性格が大好きです!!!!グクの子供っぽい所も!!更新楽しみにしています(^-^) (2019年12月7日 13時) (レス) id: eeaa1b2b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年11月17日 1時
