story 9 ページ9
「Aっ!!」
A「あ･･･あの･･･えっと･･･」
何かから逃げてる･･･よな。
とりあえず･･･一緒に逃げとく？
「おいで」
A「え」
Aちゃんの手を握ると
小走りでとりあえず
公園を後にした。
事務所か。
近いしな。
手は繋いだまま。
後ろを何度も確認する
Aちゃんが気になったけど
とりあえず無視して
事務所に向かった。
A「え？あのっ･･･」
「大丈夫。誰もいないから」
A「いや、でも･･･」
「おいで」
握っていた手を
少し強く引くと
事務所の建物に連れ込んだ。
さっきまで作業していたスタジオ。
ソファに座らせると
「待ってて」と言って
一旦スタジオを出て
コーヒーを2つ手に戻って来た。
1つはテーブルの上に置き
1つはAちゃんの手に
直接渡す。
「どうした？」
A「あの･･････えっと･･･」
「まぁ飲め」
A「･･････はい」
何にそんなに怯えてるのか
何から逃げてきたのか
気になるけど
とりあえず落ち着く方が先。
俺も持ってきたコーヒーを
チビチビ飲みながら
Aちゃんの言葉を待った。
A「･･････あの」
「ん？」
A「･･･ありがとうございました」
「ん。落ち着いた？」
A「はい･･････ｳｯ･･･」
「は？なに？どうした？」
A「･･･ｳｯ･･･すいません･･･ｽﾞｽﾞｯ」
俯いて泣き出した
Aちゃんの左の首筋には
何かで引っ掻いたような
蚯蚓脹れが
くっきり残っていて
血が滲んでいた。
思わずその傷に手を伸ばした。
「何があった？ん？」
A「･････ジョ･･･ジョンウ先輩が･･･」
読めた。
無理矢理、キスでも
しようとしたんだろう。
ジョンウは強引だから
やりかねない。
「話さなくていいや」
A「･･････すいません」
「付き合ってるんじゃないの？」
Aちゃんは
また口を閉ざした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「KPOP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さるるん(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりですね。いつもありがとうございますm(_ _)m星10ありがとうございます!!更新頑張りますね。 (2019年8月21日 8時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - さるるんさんお久しぶりです！さるるんさんから産み出されるBIGBANGに興奮しております。即星10 (2019年8月21日 8時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2019年8月20日 14時
