Short Storys 2nd -iKON-

story 7 -JN&JH&CW- ページ24

練習室。








ジナニヒョンの傍にはチャヌ。









俺は手も足も出せなかった。









？｢また喧嘩？｣

｢ユニョンヒョン｣

YN｢昨日、喧嘩したの？帰って来なかったし｣

｢･･････別に｣

YN｢原因はチャヌ？｣

｢･････････｣

YN｢いいのかよ｣

｢･････････｣








よくないよ。




聞くなよ。







やべっ･･･泣けてきた･･･。







YN｢え？泣いてる？｣




ユニョンヒョンの声に
メンバーが反応した。








もちろんジナニヒョンも。









俺は急いで練習室を出た。









トイレの個室に入って
なんとか涙を抑え込んだ。








？｢ジュネ？｣



ジナニヒョンだ･･･。








JH｢ジュネ、いるんだろ？｣

｢･･････なに｣

JH｢泣いた？｣

｢泣いてねーよ!!｣

JH｢･････････泣けよ･･･｣

｢はぁ？｣









思わず個室から出て
ヒョンと向かい合った。








JH｢泣けよって言ったんだよ｣

｢なんで俺が泣くんだよ｣

JH｢俺が奪われそうだから｣

｢だ、だ、誰にだよっ!!｣

JH｢チャヌに｣

｢なんなんだよ･･････行きたきゃ行けよ｣

JH｢あっそう。じゃーそうする｣

｢･････････ヒョン｣









逸らしていた目線を
ヒョンに向けると
その向こうにチャヌが見えた。









CW｢トイレで何やってんの？｣






そう言いながら
チャヌの手はヒョンの肩に向かっていて
咄嗟にヒョンの腕を掴むと
俺の方に引っ張った。









｢お前に関係ないだろ!!｣

CW｢関係？なに？｣

JH｢チャヌにあたるなよ｣

｢え？｣

CW｢ヒョン、行くよ。みんな待ってる｣









行くんだ。




俺を置いて行くんだ？








足の力が抜けて
その場に座り込んだ･･･トイレなのに･･･。









ヒョンがどんなに俺の中で
大きな存在かわかってはいる。





でも、意識しないようにしてたんだ。







そう、こうなった時のために。

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