《歌い手》シェアハウスとか聞いてません｡２《浦島坂田船》

貴｢緊急ゲスト、GETしました。｣ ページ13

その翌日。

普通に学校を終えて家に帰ると、センラが玄関で出迎えてくれた。
因みにセンラは、今日は仕事はお休みらしいので多分一日中家にいたのだろう。

貴｢あれ、センラ｡どうしたの？ただいま。｣

セ｢A、今日生放送やろ？」

その質問に正直にうんと答える。
すると、センラは

セ｢俺も一緒に生放送したいんやけど…あかん？」

そう言って来た。

貴｢え、別に全然構わないけど…何で？」

率直な疑問をぶつけると、センラは少し口元を隠して

セ｢…と……たこと…ないやん。｣

ボソボソと何かを呟く。
俺が聞き返すと、センラは顔を真っ赤にしてこう言った。

セ｢俺とAさぁ…コラボしたことないやん。//｣

貴｢うん、そうだね。｣

確かにそうだ。
俺がコラボしたことがあるのはしまさかだけで、うら兄さんとセンラとはコラボしていない。

セ｢けどうらたんはAの従兄やし、充分仲良いやんか。｣

貴｢うん。｣

セ｢せやから俺も、Aと仲良くなりたい…ってか、コラボしたいねん。現状、俺が一番Aと関わりないし…///｣

って、何か今俺めっちゃ恥ずいこと言うてるな！？何て言って、顔を隠すセンラ。

そろそろ俺がセンラの可愛さで死にそうなんだけどどうすれば良いんでしょうか。←

貴｢…センラ、可愛い。｣

本音を口に出すと、センラは不満そうに

セ｢可愛いなんて言われても、嬉しゅうないで？…で、どう？俺、参加してもええ？」

そう言って、指の隙間から目を出してこちらを見る。

貴｢全然良いよ、じゃあツイートはしておくから。｣

そう言って部屋に行くと、制服を脱いで私服に着替える。

…センラとコラボかぁ。

貴｢…ふふっ。｣

何か新鮮で、楽しみかも。
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続きます！

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