《歌い手》シェアハウスとか聞いてません｡《浦島坂田船》

貴｢バレちゃいました。｣ ページ10

浦｢ごめんな、A。スマホ勝手に見ちゃったんだけどさ､これどういうこと？｣

そう言って兄さんは、俺のスマホの画面を見せてくる。

そこには､96ちゃんからのLI○E。

しまった、スマホ部屋においた方が良かったな…

貴｢あ…や､それは…。｣

すると、後ろから肩に手を置かれた。

志｢Aちゃん？いい加減観念しぃや…。(^言^)｣

あー…もう、どうしようもないな。

貴｢………分かったよ！言うよ、言えば良いんだろ！そうだよ、俺は歌い手の『シング』！うら兄さんに言ってなかったのは、言ったら怒られるかなって、思ったから…。｣

最後の方は、少したどたどしくなってしまったけれど、ちゃんと説明できた。

浦｢A、お前なあ…。｣

うら兄さんから、呆れたような声が出る。
段々うら兄さんが近づいてきて、怒られるのが怖くて、俺は目を瞑った。

浦｢別に、Aがやりたくてやってんなら、俺はなんにも言わないよ？ただ、報告くらいはして欲しかったの！俺だって、『シング』のファンだったんだから。｣

その言葉と同時に、俺の頭の上にうら兄さんの手が置かれる。

続いて、さかたんからも頭を撫でられた。

坂｢そーだよ！Aちゃん、『シング』なら『シング』って言ってな？俺、すっごい大ファンなんやから！｣

貴｢…うん、ごめん。てか、うら兄さんやさかたんが俺のファンだとか知らなかったんだけど…？｣

志｢なんや、うらたさんもさかたんもズルいなぁ。俺かて、『シング』のファンだったんやで？｣

あ、まーしぃもなの？

セ｢てか、『シング』さん言うたら、今歌い手さんらの中で一番人気やろうな〜。嫌いなんて言うてる歌い手さんもリスナーさんも見たこと無いで。｣

皆して褒めすぎじゃない？
ちょっと恥ずかしいんだけど…。///

少しだけ顔が赤くなって、下を向いた。

その時に皆も顔を赤くしていたなんて、俺は知るよしもなかったのであった。

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明けましておめでとうございます！

新年も更新頑張ります！

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