君に、夢中。【Tadayoshi】 (ページ20)

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わすれもの。ページ20

忠義に、

『消毒な。』

って言った時の顔がすごく色っぽかった///

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私はリビングに戻り、コーヒーでも作ろうとした時に、
テーブルに目がいった。

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「これって…おにぎり…？」

テーブルの上には、私が作ったおにぎりが置いてあった。

「あ！これって忠義のご飯だっ」

私はそのおにぎりを持って、家を飛び出した。

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マンションの下に急いで来たけど、
車で行った忠義の姿はあるはずもなく、

「…届けるか…。」

私は、家に戻り、コートとケータイと家の鍵を持って、忠義が仕事しているテレビ局に向かった。

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私はタクシーに乗って、テレビ局までやってきた。

今はそのテレビ局の前。

「こんなところ…一般人が入れないよ…。」

そうつぶやきながらテレビ局の壁にもたれかかってたら、

亮「あれ…？Aちゃん？」

そこにはサングラスと、帽子をかぶって変装してる
錦戸さんが。

「錦戸…さん？」

私がそう言うと、

亮「こんなとこで何してるん？」

と私のところに歩み寄ってきた。

「あ、忠義に…おにぎり届けたくて…。」

そうおにぎりを錦戸さんに差し出した。

亮「あ、…そうなん？俺渡しとくで？」

そう言ってくれたから、

「ありがとうございます。」

と一言言って錦戸さんにおにぎりを渡した。

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亮「…なぁ…」

「はい…？」

いきなり錦戸さんが喋ってびっくりした。

亮「メアド…交換せえへん？///」

と目をかいている錦戸さん。

「あ、いいですよ♪」

錦戸さんにそう言いカバンからケータイを出す。

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亮「完了っ…じゃあ…いつでもメールしてええからな。」

「はいっ。」

亮「それと…このこと大倉に言ったらあかんで？」

そう錦戸さんに耳元で言われた。

「…そうですよね…分かりました。」

少しﾄﾞｷｯとしたのは秘密だよ…？

それにしても…忠義に秘密できちゃったなぁ…。