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ー Side ころん ー
走ってまたスタッフさんを探す。
どんどん焦っていく。
早く助けたい。
僕が助けたい。
ななもり「あっ、ころちゃん!!」
ころん「なーくん!Aが!」
ななもり「鍵!スタッフさんからもらった!」
なーくんの隣にはAのマネージャーもいて、でもそんなことよりなーくんから受け取った鍵を持って走った。
Aのいる部屋に戻って、手が震えながらも鍵を開ける。
ころん「Aっ...!」
見た光景は苦しかった。
A「ろ、ろんちゃ...」
机の上にAが男によって押し倒されていて、
服はとんでもなく乱れてるし、
Aは泣いていた。
ころん「何してんだよ!離せ!」
苦しくて、腹が立つ。
本当に腹が立つ。
ころん「お前っ、僕のAに何したんだよ!」
高校生のときもAを苦しめた。
依澄だ。
ころん「どんだけ傷つければ気がすむんだよ!」
思い切り退かして胸ぐらを掴む。
僕より背が大きくて体格もいい。
Aなんてもっと抵抗できないじゃん。
ななもり「ころちゃん、気持ちはわかるけどダメだよ!」
ころん「っ、でも!」
マネ「警察呼んでます。依澄さんのマネージャーもこちらに来ますから。ころんさんはこんなに汚い人に触る必要ありません」
...こっわ。
ころん「は、はい」
なーくんが組長のときよりも怖くてすぐ離した。
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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月18日 19時