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#20 ページ21

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ー Side ころん ー






走ってまたスタッフさんを探す。



どんどん焦っていく。




早く助けたい。

僕が助けたい。






ななもり「あっ、ころちゃん!!」

ころん「なーくん!Aが!」

ななもり「鍵!スタッフさんからもらった!」



なーくんの隣にはAのマネージャーもいて、でもそんなことよりなーくんから受け取った鍵を持って走った。






Aのいる部屋に戻って、手が震えながらも鍵を開ける。





ころん「Aっ...!」








見た光景は苦しかった。







A「ろ、ろんちゃ...」






机の上にAが男によって押し倒されていて、




服はとんでもなく乱れてるし、





Aは泣いていた。






ころん「何してんだよ!離せ!」





苦しくて、腹が立つ。




本当に腹が立つ。






ころん「お前っ、僕のAに何したんだよ!」





高校生のときもAを苦しめた。




依澄だ。





ころん「どんだけ傷つければ気がすむんだよ!」





思い切り退かして胸ぐらを掴む。




僕より背が大きくて体格もいい。

Aなんてもっと抵抗できないじゃん。





ななもり「ころちゃん、気持ちはわかるけどダメだよ!」

ころん「っ、でも!」






マネ「警察呼んでます。依澄さんのマネージャーもこちらに来ますから。ころんさんはこんなに汚い人に触る必要ありません」





...こっわ。





ころん「は、はい」



なーくんが組長のときよりも怖くてすぐ離した。

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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月18日 19時

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