LOVE 2～CM (ページ43)

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なで肩の真相 4～CM ページ43

KH 「…確かに俺は、

お前に暇だと思われても

仕方ない。事実、院生って時間に融通が利く。

だからって金曜の深夜にいきなり電話してきて、

Aの家まで連れて行け、はありえねぇ。

タクシー使え。」

金曜の深夜にいきなり電話した俺の家まで

車で来てくれたキュヒョン。

マンションの前で車を待っていた上に、

乗り込んですぐに話し始めた俺。

タクシーだと、俺の話は聞いてもらえない。

前にもこんなことあったな…と呟くキュヒョンは、

俺の話を聞きつつ、適当に車を走らせていただけ

だったようで、いつのまにか車はAの家では

なく、バイト先だったカラオケ店近くのファミレス

に到着した。

KH 「とりあえず落ち着け。

深夜に彼女の実家を訪ねて良いことなんか

１つもない。

アイスコーヒーでいい？」

CM 「あぁ、うん…サンキュ。」

ドリンクバーに向かうキュヒョンに礼を言い、

ふぅーとため息をついた。

研修期間もそろそろ終わろうとしている今、

ユノヒョンの凄さを嫌という程、感じていた。

2年先輩というだけではない、差。

焦っても仕方ないとか、そもそも競う相手じゃない

とか、そんなの頭ではわかってるけど…

そろそろ付き合って1年が経とうとしてるのに、

今更元彼のハイスペックぶりに怖気付いていた

俺は、

Aの同期の言葉に必要以上に動揺した。

やっぱユノヒョンとAは

付き合っているように見えるんだ、とか。

すっごいオトナの男、って感じ…

するよな、わかるわかる。

俺なんかまだスーツに着られてる感ある、とか。

確かにAは、ユノヒョンの万人に対する

優しさに苦しんではいたけど、

何で俺を好きになってくれたんだろうとか…

だからってあんなこと言うなんて、Aの

気持ちを考えたらあり得ないけど。

いつのまにかテーブルに突っ伏していた俺は、

トンってドリンクが置かれる音で顔を上げて

絶句した。

YH 「もう、寝ようとしてたんだけど？

てか、俺はまだAの元彼扱い？

今はAのオッパで、チャンミナにとったら、

同じ会社の頼れる先輩じゃないの？」

そう言ってコーラを飲んだユノヒョン。

キュヒョン…

お前ほんと…俺に気づかれずにメール打つの、

上手いな。