LOVE～CM (ページ32)

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「ユノヒョン…」

シムくんがそう呟く。

シムくん、いつからユノのことヒョンって呼ぶよう

になったんだろう…

集まってきたみんなに、笑いながら応えているユノ

を見ながらぼんやりとそんなことを考えていた。

テミン「いつからそこにいたんですか！」

YH 「鉄板が、大きな音立てて落ちた時、

からかな。」

そう言うと、ユノはテミンに向けられていた視線を

またこちらへと向けた。

YH 「A。」

名前を呼ばれただけなんだけど….

自然とユノのそばに駆け寄った。

「ユノ…帰ってくるの、明日じゃなかったの？」

YH 「ん、そうなんだけど。

式に参列した後、二次会出ないで帰ってきたんだ。

今日バーベキューだったなぁーと思ってね。」

テミン「俺達に逢いたかったんですね！」

テミンくんは夜シフトが多かったから、ユノを

すごく慕っている。

YH 「んーー、テミナよりは、

Aに逢いたかった、かな？」

周りから冷やかしの声が上がる。

YH 「とりあえず俺も片付け手伝おうか。」

そう言うと、ユノは私の頭にポンと手を置き、

また後で、というと片付けの輪に入っていった。

えっと、なんだっけ？

そうだ…

あまりにも突然なユノの登場にすっかり忘れてたけ

ど、シムくんが…せ、ふれ？発言したんだった…

どうしよう、気まづい………

俯き加減で洗い場に戻るとシムくんの隣に

キュヒョンがいた。

「キュヒョン！今日は幹事お疲れさま。」

KH 「お疲れさん。あのさ、Aちゃん。

今日、ユノヒョン貸してくんない？

この後、飲みに誘っていい？」

「もう、貸すって言い方…苦笑

うん、いいよ。ユノもバイト辞めてからみんなと

会ってないもんね。

元々明日会う予定だったし。」

KH 「そう？ありがと。じゃー俺、ユノヒョンに

声かけてこよっと。」

そう言うと去って行ったキュヒョン。

残されたのは黙々と焦げを落とすシムくん…と私。

とりあえず洗ってしまおうと蛇口を捻った時、

シムくんが不意に顔を上げた。