LOVE～CM (ページ4)

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夕方からのシフト組は、

大学生が多く、

仲が良かった。

金曜日だったけれど、その日は誘われてバイトの

友人達と夜ご飯を食べに行った。

シムくんも参加していたけれど、仲間内のリーダー

格の男の子とウマが合うらしく、今日もその男の子

とずっと喋っていた。

ご飯の後、カラオケに行こうって流れはいつものこ

とで、カラオケ店でバイトをする人ってみんな歌が

上手いって気づいたのはつい最近。

盛り上げ方も知ってるし、自分の得意な曲をちゃん

と持ってて、あと、最新曲にも強い。

「ダメだ、どこも満室。

Aちゃん、今日ユノヒョンがシフト入ってる

よね？なんとか部屋入れてくれないかな…

うちの店行ってみよう！」

リーダー格の男の子に話を振られ、うん、と答えな

がらも、なんで私に聞くの、と思った。

私がユンホさんと付き合っていることはバイト内で

は周知の事実だけど…なんとなく。

動き回る方が好きだというユンホさんは、ドリンク

や食事を運ぶホール担当が多いのに、今日に限って

フロントに立っていた。

お客様の人数や利用時間を考慮して、広さの違う部

屋に振り分けていくのは、フロント担当の仕事。

混雑した店内だったが、ユンホさんは私たちの姿を

見ると、素早くモニターを眺め、

いらっしゃいませと微笑みながら、広めの部屋番号

が書かれたバインダーをさっと渡してくれた。

「かっこいい……」

私より少し後に入ってきた女子大に通うソヨンが

つぶやく。

「ホントいいなぁ、Aちゃん…

あんな人なかなかいないよね。」

……本当にその通りだと思う。

ほんと、かっこいい….

早速部屋に向かう友人達、私はユンホさんに口パク

でありがとう、と伝えた。