＊MilkyWayに憧れて2＊SH＊ (ページ4)

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朝日が登って暫くした頃

お店を出た

お会計をしてる人達から離れて

１人イスに座って待ってる

廉｢Aお前やったやろ｣

｢へ？｣

そんな間抜けな返事が出た

廉｢せやからー、紫耀とえっ、｣

｢ちょ！｣

隣に座った廉くんの後頭部と口を押さえる

｢それ以上言わないで

絶対だよ！

わかった？！｣

うんうんと頷く廉くんの口から手を離す

廉｢アホ！鼻も押さえとる！息でけへんやんけ！！｣

｢アホじゃないですー

廉くんが要らないこと言うから

いけないんじゃん｣

だいたい何で廉くんは

そんな事わかるのよ！

赤くなった顔をパタパタと仰ぐ

廉｢お前らの事見とるから｣

さっきのからかってた口調じゃなく

真剣な言葉に聞き返す

｢え？｣

廉｢だって紫耀言ってたもん簡単に触ってしまうと壊してしまいそうって｣

｢･･･｣

廉｢手を繋ぐと次はキス

キスするとまたその次って

抑えられへんなるって

大切にしたいって言うてたで？｣

私の知らない紫耀くんの気持ちを聞いて

また涙が出そうになった

廉｢だから、むやみやたらに触らん言うてたのに

そんな紫耀が皆の前でベタベタしてたら

すぐわかるやん｣

知ってたならもっと早く教えてほしかった･･

私１人悩んでたのに･･

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