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海ちゃんは何度かカラオケに行った事があるから知ってるけど
３人ともが上手でハモったりしてる
｢すごーい！上手だった！３人でカラオケ行ったりするの？｣
海｢今日初めて！｣
｢え、え、なおさら凄い！｣
なんて海ちゃんと騒いでると
いつの間に入れたのかバラードがかかって
紫耀くんが歌いだす
いつもハスキーな声が透き通って聞こえる
歌ってる横顔に見惚れてると
私を見た紫耀くんが微笑んで
歌いながら手をキュっと握られた
"僕の想いに気づいてるだろか
その瞳を見て伝えたいんだ
言葉では言えないその想い"
"いつまでもずっと･･2人で"
その歌詞が紫耀くんの気持ちと同じで
私に伝えてくれたのだとしたら
単純に嬉しくて
歌声に紫耀くんの私を見る瞳に
今にも涙がこぼれそうだった
廉｢キッショ！お前どーしてん
そんなキャラちゃうやろ！｣
誰も見てないと思ったのに、廉くんに見られてて
今日も今日とてキツイ関西弁に皆が笑ったのに
私はポロっと涙が零れた
歌い終わった紫耀くんに
頭が引き寄せらせ
髪の毛にチュッと口づけられた
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作者名：＊hana＊ | 作成日時：2022年8月4日 7時
