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youside
最近は秋にある学祭の準備のために
毎日放課後は学校に残っている。
行事が大好きな私は、学祭の実行委員だけは毎回必ず立候補をしているし、なんとなく毎年メンバーが同じだから今年も楽しみにしていたのに…………
「ねえふっかぁ〜こっちも来てよぉ」
「リカちゃん、重いの運ぶ時は
そう、なぜか今年の実行委員には今まで居るはずのなかった辰哉もいて、明らかに辰哉目当で入ったであろう女の子たちが沢山いた。
『ねえ、なんで
「え〜つめた！俺だって最後の学年行事くらい楽しみたいもん！」
これじゃ時間かかってしょうがない…
ため息ついた時、私の肩が誰かにトントンと叩かれた
「そういえば名前なんていうの」
『え、しょうたくん？』
振り向くとそこに居たのは教科書を貸してくれた塩顔イケメンがいた。自己紹介をすると「じゃあAで」なんてサラッと名前を呼んでくる。
「ふっかの幼馴染だっけ？」
『まあ、一応？』
陽キャな辰哉にとって、陰キャな私と幼馴染なんて恥ずかしいだろうから 自分から言うのは控えていた。
『しょうたくんも実行委員なの？』
「ふっかがどうしてもやりたいって言うから。
あと、しょうたでいいよ」
こういう作業とか面倒くさくてやりたがらない辰哉がどうしてもやりたいなんて珍しいな。
近くで女の子とワイワイ騒ぐ辰哉を横目に、手伝ってくれるしょうたと準備を進める。
『え！私も同じ皮膚科通ってる！』
「ちなみに俺は高橋先生だよ」
『待って私も』
偶然にもしょうたとは同じ皮膚科に通っていて結構話が盛り上がる。意外と話しやすいし、思っていたよりもよく笑う人だった。
『よし、あとはこれを事務室に運ぶだけ！』
「半分持つよ」
『このくらい持てるから大丈夫だよ笑』
「いいから」
しょうたは半ば強引に私の持っていた物を取り上げて、半分どころかほとんど持ってくれた。そのくせ「代わりに場所分かんないから着いてきて」なんて少し可愛い部分もあるからずるい。
「あれ〜！なべとAどこ行くの？」
遠くから聞こえる辰哉の声にしょうたが「2人でちょっと」と返事をした。
「ふーん」
辰哉が聞こえるか聞こえないかくらいの声でそう言うとしょうたが「あいつわかりやす笑」なんてクスクス笑っていた。
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
